木村友海
2020年入社 中央大学 総合政策学部
私がFLATに入社しようと思ったきっかけは、ご利用者支援の熱意に心打たれたことです。学生時代はボランティアを通して地域復興を学び、サークルでは民謡ダンスや国外旅行をしていました。就活期になってその体験の中で私は、性格や言葉などを知らないけれど楽しい、嬉しい、感動といったものを目の前の人と一緒に共有できることに強い魅力を感じていることが分かりました。福祉に興味を持ったのもその頃です。FLATを見つけたのは地域の課題と福祉を掛け合わせた事業展開に興味を持ったからです。選考では私の話をよく聞いてくださり心地が良かったのを覚えています。職場体験ではご利用者の活動についてただ介助をするのではなく、今ご利用者がどのように思って、何をしたくて困っているのかを考えての支援に素敵だと強く思いました。私も目の前の方に向き合い、心と人生を豊かにするフラットな社会を作る一員として頑張りたいと思いました。
私は生活介護に所属しています。生活介護は平日の9:30から15:30の6時間、日中の活動の場を提供し、障害を持つ方の自立を図るとともに、生きがいを作り日々の生活の豊かさが高まるよう支援することを目的としています。私が所属している施設では製菓作業、畑作業、クラフト作業を主に行っており、私は中でもクラフト班で紙すきの作業に取り組んでいます。牛乳パックから和紙を作り、その和紙からガーランドやポストカードなどの作品を作ります。ハロウィンやクリスマスなどの色合いのガーランドを作り季節感を味合うことも醍醐味だと思っています。また、細かな作業が苦手な方には好きな事を通して作業に参加していただきたく、日々自立課題にも取り組んでいます。「できることを知る」「能力を伸ばす」「成功体験を繰り返す」ことで、ご利用者ができる作業の数を増やし、選択して作業を決めていただく環境づくりを目指しています。
ご利用者の笑顔を見た時です。ご利用者の表情ないし、言葉、行動には必ず思いが込められていると思っています。ご利用者の思いに向き合い、困っていること嫌な思いに寄り添い、状況改善に向けてあらゆるアプローチを取り、くもっていた表情が笑顔に変わった時はこちらも自然と笑顔になります。また、施設からご帰宅され、翌日に保護者から「昨日は楽しかったのかご機嫌だった」と仰っていただけた時は嬉しさが込み上げます。ご利用者は平日毎日同じ場所にきて過ごしているので作業内容だけでなく休憩時間などの過ごし方、支援者の関わり方など日々改善するのも意識しています。昨日とは違う会話をしてみる、お家では何をしたのか聞いてみる、自分たちが知らない時間帯の様子などの何気ない新たな一面を知ることも楽しみです!