社会福祉法人光明会杉並学園

子どもの生の声を聴きたいと思う方は挑戦すべきだと思います。

O・N

2021年入社  ケアワーカー(グループホーム担当)  立正大学  心理学部臨床心理学科

Q入社のきっかけは

 福祉の仕事に興味を持ち始めたのは、前職を辞め、次にどんな仕事に就こうかと思っていた時でした。その後、福祉のことについて幅広く知るために資格を取ろうと思い、1年間専門学校に入学し、社会福祉士を取得しました。専門学校の求人や、福祉専門の人材センターなどから仕事を探す中で今の仕事を紹介していただきました。子どもに関わる仕事にチャレンジしてみたかったこと、働くのであればより密接に子どもに関わる職場で働きたいと考えていたため、こちらを志望しました。自分自身が親という存在に支えられてきたからこそ、そんな風に施設の子どもたちにも頼りに出来る場所が存在するようになってほしい、大人と関わることが悪くないと少しでも感じられるようになってくれたら嬉しいと思い始めました。



Q今取り組んでいる仕事は?

日々の業務としては、掃除・料理・洗濯です。これらは空いている時間に行い、それ以外は子どもと関わる(遊びや対話をする)ことが中心です。その他、児童の送迎や学校行事への参観・通院や買い物の付き添い等をしています。長期休み等は児童の希望する場所へ一緒に出かけます。ホームの中では、担当児童の自立支援計画の作成・私金預かり簿の管理をしています。
 担っている係は「ネットリテラシー係」です。携帯を購入する児童に対して、事前に携帯を持つことに関してのリスクをゲーム要素を交えながら伝えたり、所持するにあたっての約束事について話し合い、購入に至ります。また、各ホームで使用しているWi-Fiに関して児童からの要望があるため、許可できるものか検討し、実行できるように進めています。
 別に、昨年度は感染症拡大の恐れのため中止となりましたが、他施設と合同で行う海水浴旅行の係を担っていました。



Q社会福祉法人光明会杉並学園のおすすめポイントは?

 一緒のホームで働いている先輩職員の方々がとても相談しやすい雰囲気を作ってくださいます。また、相談することがあってもしにくい時など、自然と気にかけてくださることが多いです。考えを否定されることもあまりなく、そういう考えも確かにあると一つの意見として若手の考えを受け入れてくださいます。



Q働いていて大変だと感じたこと、それをどうやって乗り越えたか

 子どもの感情の切り替わりの速さに戸惑っていました。本来、相手に怒っていると後に引きますが、辛い時を過ごしてきた子どもの場合、辛い場面から回避するために切り替わりが早いように感じます。するとこちらの気持ちがまだ切り替わっていないことがよくあります。解決策として、こちらの気持ちを子どもが落ち着いている時に伝えてみるという方法をとるようになりました。自分と相手は全く別の人間で、感じ方も考え方も違うと分かってもらうのも大切だと感じたからです。
 また、子どもとの距離が身体的にも精神的にも近い方がいいと考えていましたが、距離を取りたい時もあるため悩んでいました。先輩方に相談させていただき、思いを持って接することも大切だが、あまりにも思いが強すぎても職員の考えがまかり通ってしまったり子どもに負担をかけたり間違っていたりする場合もあるため、冷静に離れた部分から観ることも大切だと考えるようになりました。