社会福祉法人つつじ

地域から必要とされる”人”になりたい

下原 亮太

2011年入社  発達障害専門相談・コーディネーター  川崎医療福祉大学  医療福祉学研究科医療福祉学専攻発達障害(TEACCH)コース

Q入社のきっかけは

学生時代、自閉症支援に特化した学科で学んでいました。そのため、就職後も自分の専門性を高められる場所に就職したいと思っていました。つつじでは、子どもから大人まで幅広くカバーしていること、積極的に外部の専門的なコンサルテーションを取り入れていたこと、広島県の発達障害者支援センターを委託されていることなど、自分を高めていくための就職先として、魅力的でした。何よりも、法人職員の自閉症支援に対する考え方や障害特性のとらえ方などが、自分の学んできたことと重なる部分が多くありました。これまで学んできたことを活かしつつ、さらに深めていくことができると思い、就職を希望しました。



Q今取り組んでいる仕事は?

東広島市子育て・障害総合支援センターはあとふるに所属し、発達障害支援コーディネーターとして働いています。はあとふるは、東広島市の基幹相談支援センター機能と障害に関する総合相談支援の機能を有しています。私はその中で、発達障害に関する相談を専門に行っています。発達障害専門相談には、地域や年齢による区分けはなく、東広島市全域、乳幼児から成人、個人から学校などの機関までと幅広い相談支援範囲となっています。「ウチの子、ちょっと気になるかも」、「学校への行き渋りがある」、「職場で気をつけていてもミスをしてしまう」など相談内容もライフステージによって様々です。
発達専門相談の具体的な業務としては、本人や保護者との面談、発達障害に関する適切な情報提供、福祉以外の機関へのアプローチ(学校や保育所との連携や巡回相談、医療機関へのつなぎ)、母子保健に関わる早期発見・フォローへの参加、研修協力や地域勉強会などでの



Q将来の夢は?

 将来的には、「発達に関して心配事があったら、とりあえずここにくるといいよ」と言えるような場所を作り、身近に発達相談ができるようになるといいなあと思います。そして、発達障害の診断があったとしても「大丈夫。選択肢はたくさんあるから」と言えるような地域づくりに関わっていきたいです。
 そのためには、自分だけでなく周囲を巻き込んでいく力が求められます。発達障害のある方を支援する人たちのサポートや親支援など、「支える人たち」を「支える人材」になりたいと思っています。