社会福祉法人和悦会

やりがい:ご家族やケアマネの信頼を得たと実感するとき

K.N

2009年入社  主任 生活相談員  大阪府立大学  社会福祉学部社会福祉学科

Q入社のきっかけは

中学生の時、祖父が脳梗塞で倒れ介護が必要となり、祖母が在宅で介護を行う事になりました。自宅に訪問介護や訪問入浴のヘルパーさんが来られるようになり、浴槽への移乗など一部手伝ったりしたのが初めて介護というものに触れた体験でした。また、ケアマネジャーという職種があることもその頃に知り、自分も将来家族の介護等で困った方の手助けになる仕事に就きたいと漠然と考えたことがこの仕事を選んだきっかけでした。就職活動を行っている際に、高齢者施設でソーシャルワーカーとして勤務出来る施設は全くと言っていいほどなく、3~5年間介護職員として経験を積み、生活相談員の部署への登用もその時の状況によるという法人がほとんどでした。そんな中、和悦会は1年目から生活相談員として勤務ができ、ソーシャルワーカーとしての経験を積むことができるという点、同じ大学の先輩が複数勤めていたという点もあり和悦会への入職を決めました。



Q今取り組んでいる仕事は?

基本的には生活相談員としての業務を行っており、新規特養ご入所希望やショートステイ利用希望の方の相談受付、事前面談やご利用者様のアセスメントを経てご利用契約に至るまでの一連の相談対応、ご利用後はご利用者様、ご家族様の相談受付や日々のご様子のご報告、ご利用者様の体調不良時の受診付添等を行っています。
また、特養主任として各部門(看護職員、介護職員、介護支援専門員、管理栄養士、機能訓練指導員)から業務上の課題等を聞き、業務内容の整理をしたり、業務の効率化を提案したりして職員が無理なく働ける環境を作っています。各専門職間のパイプ役を担うのもソーシャルワーカーの重要な役割ですので、入所後から生活相談員の先輩が各専門職とやり取りをするのを見て学んだ事を現在活かすことが出来ていると思っています。



Q社会福祉法人和悦会のおすすめポイントは?

生活相談員が複数配置されていることのメリットが多くあります。必ず先輩の職員が同じ時間に勤務しており、判断に迷う事などがあればすぐに相談できる環境にあるため、1年目からでも不安なく働く事ができました。生活相談員の配置が多いため、その分担う役割も多岐にわたります。色々な経験をさせていただく事ができ成長を実感できる機会も多いと感じています。また、複数配置されている強みとして、交代で休みがとりやすいという事もあり、プライベートの時間もしっかりと確保することが出来ることも魅力だと感じています。
 入職時に社会人として、高齢者施設の職員として必要な知識や技術を研修で学ぶ機会があり、その後現場での介護研修を経て相談員部署に配属された後も半年間程1対1で先輩職員についてもらいOJTを受ける事ができたので、社会人としてもソーシャルワーカーとしても成長できる環境がありました。



Q今後実現したいことや目標はなんですか?

採用面接の際に「どのような生活相談員になりたいか」と施設長から尋ねられ、「家族が施設に預けっぱなしにならず、ご家族も支援者の一員となってもらえるように働きかける事ができる相談員になりたい」と答えたのを今でも覚えています。その時には、そのために何をすれば良いのかという考えは持ち合わせていませんでしたが、入職後にご家族に参画意識を持ってっもらえるような取り組みを考えて実践してきました。新型コロナウイルスの世界的な流行により、外出行事や大人数で集まる行事等は従来通り行えなくなりご利用者様の生活も一変してしまいました。ご家族様が自由に面会できなくなり、今までよりご家族様と職員との距離感が遠くなってしまったと感じる事が増えました。このような状況だからこそ初心に返って、ご家族様にもご入所者様のケアに関わっていただくという意識を持ってもらうために、こまめに働きかけたいと思っています。