社会福祉法人高潤会

ここは、新たな自分に出会えた場所。

山中 恵里香

2023年入社  いそしまカーム 就労継続支援B型 支援員  大分大学  福祉健康科学部心理学コース

Q入社のきっかけは

障害者福祉の仕事に興味を持ちFUKUROSSに登録したところ、法人からオファーをいただいたことが当法人との出会いでした。就職活動の中で自身の進路に悩み「働く、とはなんだろうか」という漠然とした問いを抱えており、その根幹に関わることができる就労支援の仕事には以前から特に強い関心を持っていました。また、当法人は就労支援に加え他の事業にも幅広く取り組んでいたため、ここでなら利用者様をより多角的に捉え深い支援を実施できるのではないかと感じ、選考に応募いたしました。説明会や面接の際に先輩職員の方とお話しした際には、先輩方が利用者様をより深く知ろうと関わりを持たれていること、自身の支援を顧みる姿勢を持ちつづけていることに感銘を受け、ここで働きたいという思いが強まりました。



Q今取り組んでいる仕事は?

現在は軽作業を中心に取り組んでいます。作業目標を意識しつつ着実に生産を行うことだけでなく、利用者様の個別課題(対人場面での課題、作業の熟達度に関する課題など)達成に向け、自身に何ができるのかを模索しながら皆様と向き合うことを大切にしています。職員である私を含め一人ひとりの得意なこと、苦手なことはさまざまであるため、誰かと一緒に仕事をすることの根本的な難しさを感じることは多々あります。一方で、自身の関わりによって利用者様の態度や行動が変化したり苦手なことができるようになったりした際の喜びは大きく、そうした日々の変化が次の支援へのモチベーションに繋がっています。最近ではひとつの作業を任せてもらえることも増えてきており、一つでも多くの気づきを得ること、先輩方のご助言をいただきながら改善を繰り返すことを心がけています。



Q社会福祉法人高潤会のおすすめポイントは?

一人ひとりが「その人らしさ」を生かして働くことができる点です。「自分らしさ」という言葉は普遍的であり仕事を探すなかで向き合う概念でもあると思いますが、それを見つけることは容易ではありません。しかし当法人に入職し、職場に慣れるなかで、先輩方は私らしさを尊重して指導してくださっていると感じる機会が多くあります。たとえば、利用者様の様子や職員の支援について話をする際、当法人の先輩方は「あなた自身はどう考えるのか」にまず耳を傾けてくださいます。また、各職員の価値観や習慣を受け止めたうえで、一貫した支援を遂行するなかで個性をどう生かすかということを親身になって考えてくださいます。その過程で、自身の行動が先輩方の目にどう映っているのかを新たに知ることもあります。今後は私自身も、利用者様を含めともに仕事をする方々の「その人らしさ」を大切に、日々の業務に取り組んでいきたいです。



Q印象に残っているエピソードは?

毎日の関わりの中で態度が大きく変化した利用者様とのやりとりは特に印象深いです。その方は新しく入った職員に強く当たる方で、一緒に作業をするようになってもしばらくのうちは私を職員として認めていないような言動が多くみられました。しかし、その方とのやりとりを諦めないこと、好ましい部分もそうでない部分も積極的に伝えていくことで、時間の経過とともに頑なだった態度に変化が現れはじめました。現在では、こちらの言葉に耳を傾けてくれたり作業の進捗を報告してきたりする姿もみられています。関わりはじめた頃の言動には傷つくこともありましたが、その方との関わりのなかで自身の課題に直面し、多くの気づきを得られたことは事実です。これからも、関わる利用者様の変化を俯瞰しつつ、それに付随して自身が変化していく様を楽しんでいきたいです。