佐古田 美穂
2019年入社 生活支援員 京都女子大学 家政学部
大学3年生の時、社会福祉士受験資格を取得するため、この南山城学園の「はぴねす」に1ヶ月間実習に来ました。その時実習指導をしてくださった職員さんの福祉に対する姿勢に感銘を受け、より福祉の道に進みたいと感じました。そのため、南山城学園1本で面接に臨みました。
私の主な担当は、利用者さまが日中行っているリネン作業などのお手伝いです。具体的には、宿泊施設などに納品するタオルやシーツの検品や作業工程のペースメーカー、また、一人ひとりが作業をしやすい環境づくりや、お仕事をくださる業者さんとのやりとりまで多岐にわたります。そのなかで私がいちばん大切にしたいことは、利用者さまの達成感です。作業の納期を守ることも確かに大事ですが、納期を優先しすぎて本来達成すべき利用者さまの目標をおざなりにしたくないのです。だからこそ日頃から業者さんとのコミュニケーションを密に、信頼関係を築いていくことはとても重要。そうすることで、いざというときの納期調整が可能になり、結果的に利用者さまの達成感に繋がると考えています。
南山城学園の面接で「座右の銘は何ですか?」と質問された時に答えたのが、母が日頃からよく言う「何か返さんなんな」という言葉でした。これは、「人から何かしてもらったら、自分も何かを返そうね」という「恩返し」を大切にしようという意味です。面接で突然聞かれ、とっさに出た言葉ですが、自然と私が大切にしていた言葉だったことに気づかされました。入職してまだ日は浅いですが、先輩・上司・利用者さまからは、毎日たくさん助けてもらっています。最初は、新卒職員よりも利用者さまのほうが施設のことに詳しいのです。たくさん教えてもらったぶん、利用者さまに恩返しがしたい。そういう気持ちで、福祉の仕事と向き合っています。