社会福祉法人南山城学園

いちばん携わりたかった子育て支援がここに

谷 翔子

2016年入社  主任  京都文教短期大学  幼児教育学科

Q入社のきっかけは

前職では、新卒で大規模幼稚園に9年間勤めました。大人数の子どもたちが通っており、教育色が強く、「みんなで一斉に同じことをする」というプログラムも比較的多い園でした。経験年数を重ねるごとに、「何歳だから何をする」という保育方針に違和感を覚えるようになりました。そんなとき、南山城学園のことを知りました。一人ひとりの発達や、子どものその日の気持ちにあわせた保育ができること。クラスの壁がなく、子どもたちの主体性を大切にしていること。小規模保育であること。自分が今いちばん携わりたい子育て支援が、南山城学園にはあったのです。



Q今取り組んでいる仕事は?

もりの詩保育園の主任として、保育現場と保護者、園長を繋ぐ架け橋的な役割を担い、保育のフォローや研修企画などを行っています。その中で段階を踏んだ発達をお手伝いするために、私たちは「チーム保育」という言葉を大切にしています。クラスや担任といった垣根をこえて、園長や保育教諭同士が密に連携をとりあうことで、一人ひとりの子どもたちのようすをつねに把握できるようにしています。また、「チーム保育」を実践することで、現場の保育教諭にとっても心強い職場環境が生まれています。よりよい保育をめざすのに終わりはありませんが、日々の取り組みのなかで子どもたちの成長を目の当たりにしたときは、どんな苦労も吹き飛びます。感動して泣いてしまうことが本当に多い仕事です。



Q社会福祉法人南山城学園のおすすめポイントは?

気持ちに寄り添う伴走者であること

私たちが大切にしているのは、子どもたちの主体性です。だから、「先生が子どもたちに教える」という関係ではなく、私たちが「子どもたちの生活にまぜてもらう」という立ち位置なんですね。その子が今どんなことに興味があり、どんなことをしたいか、という意思をなによりも尊重しています。たとえば、昼食の時間になっても、まだ遊びたい子にはそのまま遊んでもらうんです。気がすむまで遊んだら、おなかがすいて、お片づけをして、ご飯を食べにくる。そういう主体性をまずは大事にしながら、生活のルールやリズムを身につけていく。私たちの役割は、子どもたちの意思に寄り添う伴走者に近いかもしれませんね。