関東の大学に通っていた私は、このままなんとなく福祉の仕事をしていくのだろうと思って過ごしていました。
ある時、大学の教授に「君はここから離れて、違う環境で暮らしてみた方が良いと思うよ。仕事場をどこか遠くにしてみてはどうかな?どこの都道府県が好き?」と聞かれた事がきっかけで、他府県での就職を考え始めました。
中学生の頃、修学旅行で行った、清水寺の胎内巡りが心に残っており、京都に就職する事を決めました。
「ぶぶづけのお誘いは、『そろそろ帰れ』の意味合いがあるから絶対に頂いてはいけないよ」との教授の教を胸に初めての法人見学。様々な事業を展開しており、驚いた事にどの事業所にも職員と区別がつかない程ボランティアの方が参加していました。
職員とボランティア、そしてご利用者さんが一緒になって楽しんでいる姿を見て、もやもやしていた気持ちが少し晴れた事を覚えています。