田代 実佑
2019年入社 役職なし 九州看護福祉大学 看護福祉学部 社会福祉学科
もともと福祉職には全く興味がありませんでした。別の夢があり、その資格取得が可能な大学に進学をしました。そこが偶然社会福祉学科で、入学をきっかけに福祉に興味を持ち始めました。大学生活の中で、特別支援学級のボランティアや障がい支援事業所に実習に行きました。不安もあったのですが、利用者様と一緒に散歩に行ったり、お話をしたりしたことが楽しく、印象に残っています。また、職員の方々と支援計画を考えることもあり、とてもやりがいを感じました。
就活では、いくつかの法人の面接を受けました。その中でも、面接後に事務所におられた職員とお話させてもらった時の雰囲気がとてもよく、こんな環境で働きたいと思った高潤会に入職することを決めました。
現在は支援員として働いています。利用者様の食事や排泄、入浴の介助からレクレーションの企画・実行、日々の送迎など、重症心身障がいを持つ利用者様の支援を行っています。日々の生活支援だけでなく、利用者様の将来を見据えて、普段の様子を振り返ったり、支援計画を考えたりもしています。
3年目になった今は、支援のありかたや業務内容の見直し、検討なども積極的に行っています。また、新卒の採用プロジェクトに参加し、インスタグラムを始めたり、就職フェアに向けての準備などもしています。
やりたいことを言うことができる、やらせてもらえる環境が高潤会のおすすめポイントです。私が2年目の時、上司から「やりたいことが見つかるはず。やりたいことには挑戦していけばいい。」とお話をされたことがあります。当時は「どうやって見つけるのだろう?」と思っていました。しかし、3年目になり様々な考え方や意見に触れ、自分がやりたい事を考えるようになりました。今私には2つのやりたいことがあります。1つは、利用者様と旅行やテーマパークへ行くことです。私が働いている事業所は重度の身体障がいを持つ利用者様が多いため、遠出することは簡単なことではありません。2つ目は、自分の持っている社会福祉士の資格をもっと活用していくことです。同じ資格を持つ方やこれから取得される方の為にも、専門性が発揮できる環境が作れたらと思っています。この2つのやりたいことに対して、背中を押してくれ、サポートをしてくれる環境があります。
入職して間もない頃、医療的ケアが必要な利用者様の感情が全く読み取れなかったことを覚えています。どう話しかけてよいか分からず、関わりに戸惑っていました。それから約3年が経過した今は、利用者様の怒った表情や、緊張や驚き、うれしい表情などを見ることができています。今では、利用者様と関わることがとても楽しく、新しい表情を引き出したり、発見したりするやりがいもあります。私自身が、利用者様の表情の変化に気が付けるようになったこともあるかもしれませんが、利用者様自身も表現豊かになってきているように感じられます。これまでは利用者様が体調を崩さぬ様、安静に過ごすことに重きを置いていましたが、最近は新しい活動を取り入れ、様々な刺激による反応をみています。利用者様のことを考えて実行したことに対し、結果がみられたり、反応が返ってくることが、何よりもうれしいと感じます。