社会福祉法人なのはな会

福祉とは「気持ちで触れ合う仕事」

渡邊朋也

2011年入社  保育士  東北福祉大学  総合福祉学部 福祉心理学科

Q入社のきっかけは

 大学では、特別支援教育・発達心理学を専攻していました。在学中、なのはな会のレスパイト事業の学生介護人として働いていました。利用者さんとやりとりの中で、相手の気持ちや「うまく表現できないけど、本当はこうしたい!」というような“願い”を知る事がとても嬉しく、もっとやりとりを重ねたいという気持ちが自然と湧き、毎回勤務をすることを楽しみにしていました。この経験が、私自身の転機であり、将来は福祉を自分の仕事にしていきたいという気持ちが大きくなったように思います。
 卒業後は障がいのある子どもと関わる仕事がしたいと思い、見つけたのが「療育」でした。現在はなのはな園という療育の現場で働いています。同法人の利用者さんをはじめ、他法人の利用者さんや、なのはな園へ毎日元気に通う子ども達…多くの方々との出会いがありました。全て掛け替えのない時間で、私にとって宝物です。



Q社会福祉法人なのはな会のおすすめポイントは?

 福祉の仕事の醍醐味は、“人の気持ちに触れることができること”、“毎日が勉強で、人として成長できること”だと思っています。子どもたちと一緒に毎日かかわる中で、様々なドラマがあり、その一つひとつにその子の“願い”が込められていると思っています。ですが、子どもの本当の気持ちに気づけず悩んだり、子どもを理解した気持ちになって大切なことを忘れてしまうこともあったり、療育をする上で失敗したり思い悩んでしまうこともあります。
 そんなとき、一緒に働く仲間が一緒に考えてくれます。職場全体で、一人ひとりの“願い”や“思い”に寄り添いながら仕事ができることが、なのはな会のオススメポイントです。



Qこの仕事のやりがい

 毎日、子どもたちとあそぶ中で、一生懸命な子どもたちの姿から勇気と元気をもらっています。子どもたちが遊びたい気持ちをうまく伝えられず、手を出してしまったり、おもちゃを取ってしまうこともありますが、そんな時は「どうやったら自分の気持ちや願いを伝えられるか」を一緒に考えています。子どもたちが、友だちへ気持ちを向けてかかわろうとする姿や、何かと向き合おうとする姿を応援しているときに、この仕事の楽しさややり甲斐を感じます。子どもたちが自分自身を大好きになれて、自分の“本当の気持ちや願い”を大切にしていける大人になれるよう応援していきたいと思います。