社会福祉法人正夢の会

発達に遅れや偏りのあるお子さんの育ちを支える

田中 薫子

2017年入社  公認心理師  明治学院大学  大学院 心理学研究科 心理学専攻 教育・発達心理学コース

Q入社のきっかけは

ゆめなりあはさまざまな事業を行っています。児童発達支援事業では就学前までのお子さんが対象ですが、放課後等デイサービスでは学齢のお子さんが来所しています。このように複数の事業を通じて、幅広い年齢層のお子さんと関われる環境であることに良さを感じました。また、さまざまな専門性を持ったスタッフと一緒にお子さんの支援に携われることは大きな魅力です。異なる視点を通じてお子さんをより深く知ることに繋がり、私にとってはとても学ぶことの多い職場です。



Q今取り組んでいる仕事は?

私は心理職として発達に遅れや偏りのあるお子さんの支援をしています。ゆめなりあはさまざまな事業を行っているのですが、主に児童発達支援事業と保育園等巡回訪問事業に関わっています。児童発達支援事業では個別療育を通じて、お子さんの今持っている力、今できることを広げる手助けをしながら、それぞれの困り感にアプローチしています。保育園等巡回訪問事業も大切な業務の一つです。障害や発達に課題のあるお子さんが在籍する保育園や幼稚園等へ定期的に訪問し、お子さんがよりよい園生活を送るために必要な支援の在り方について、園の先生方とご一緒に考えます。その中で、心理職の立場から、お子さんの発達段階や園内の環境設定について助言をさせていただいています。



Q社会福祉法人正夢の会のおすすめポイントは?

巡回で初めて園に訪問した時は、集団に入ることが難しく、不安な表情を浮かべていることの多かったお子さんが少しずつ取り組めることが増え、リレーの練習にもお友達と参加できる姿がみられるようになりました。巡回訪問でお子さんにお会いするのは数か月に一度です。その分、久しぶりに会うお子さんが成長し、笑顔で生き生きと過ごす時間が増えていくのを見るのはとても嬉しい瞬間です。それと同時に、園の先生方の保育の力、集団の持つ力を感じています。難しさや厳しさを感じることも多々ありますが、このような日々の学びと経験が大きなやりがいに繋がっています。