子どもが生まれたことをきっかけに、働き方の見直しを行いました。楽しく幸せな家庭を思い描いた時、遠方への転勤、出張が多いことはそれに当てはまらないと考えていました。そんな時、地場を中心とし、地域に密着した運営を行っている大潤会の募集があり、応募いたしました。
面接の際は、自身が今後どのような働き方をしたいか？どんな仕事をしていきたいか？など、様々なことを聞いていただき、受け止めていただけたことをきっかけに、大潤会で働いてみようと思いました。
働き始めてからも、自身が仕事で思い描くこと、やりたいことなどを実行していくにあたり、見守ってくれる上司や職員に支えられ、充実感も得られています。

現在、一番力を注いでいることは、「働きやすい職場環境　風土作り」です。と言っても、当たり前なことを中心に取り組んでいます。出勤したら会った人全員に笑顔で挨拶、声をかけよう！人の話や意見を最後まできちんと聞こう。みんなが楽しいと思うことを一緒にやってみよう。入居者様が過ごしやすいよう環境整備をしっかりやろう。ご状態に合わせた援助が出来るようみんなに意見を募ってカタチにしよう。介護負担が軽減出来るよう、介護ロボットをはじめ新しいものにしっかり目を向けて柔軟に取り入れて行こう！などです。組織に変化をもたらす事で、いつも新鮮な気持ちで働けています。

雇用の多様性をはじめ、高齢者や障がいをお持ちの方、外国人、様々な世代の職員が医療、介護、障がい福祉事業を通し共生しているところは、事業としても面白味があり、また働くうえでも、様々な方の様々な考え方を聞くことができ、勉強になります。
そのような様々な考えに耳を傾けるからこそ、変に力が入らず、気負わず働け、仕事とプライベートのメリハリも付き働きやすいと感じることが出来ます。
また、福利厚生も充実しており、自身のことをはじめ、家族の医療相談も出来る点が、心強いと感じます。

今まで介護サービスを利用した事のない方も多くいらっしゃいます。施設でのサービスを拒まれる方も少なくありません。自宅で介護に疲れ精神的にも肉体的にも追い詰められているというご家族からの相談を、多々受けました。利用者様の気持ちを伺うと「人の手を借りる必要はない」「家から離れたくない」「ほっておいてほしい」という回答がほとんどでした。利用者様の気持ちを考えた時、少なくとも通う場所、泊まる場所は、楽しかったり落ち着けるという環境が大前提！と勝手に想像しました。スタッフ一丸となり、楽しいイベントやレクリエーション、利用者同士のコミュニティ作り、環境作り、様々な事にトライしました。結果、来られたらすぐ帰るといった方が、長時間の利用、宿泊もできるという形に変化していきました。お迎えの際に、「今日はカームの日やな。待ってたで。」と嬉しそうに声を掛けて下さった事、そういった些細な事がよく印象に残っています。