秋山 一葉
2022年入社 介護職員 法政大学 社会学部社会学科
人と深く関わる仕事がしたかったことや学生時代のボランティア活動等の経験から、福祉業界での就職を希望していました。福祉分野の法人がたくさん集まるイベントに何度か赴き、印象の良かった法人には見学に行かせていただきました。志望する職場を選ぶ際、働き方の条件等の情報を比べても、初めて社会に出る私にとって、あまりピンと来なくて、どんな環境で働くかを重視して決めたいと思いました。笹の風を見学したとき、案内してくれた職員同士のやりとりを見て、なんて楽しそうな職場なのだろうと感じたことを覚えています。他にも魅力的な法人はいくつもありましたが、職場の雰囲気に最も好感を持てたことが決め手でした。
介護職員として、施設で暮らす高齢者の生活全般を支援しています。食事、排泄、入浴、移動等、利用者と直接関わる仕事と、記録や準備等の間接的な仕事があります。私は運動が苦手で、体力にもあまり自信がないので、一日中動き回ったり、自分と同じくらいの体格の利用者を支えたりといった仕事が務まるのか不安でしたが、先輩職員たちが優しく丁寧に、私のペースの合わせて指導してくれたおかげで、一度も嫌になることなく、健康に働くことができています。施設での介護は複数の職員がチームで働くので、お互いの得意不得意を補い合って仕事の質を高めています。そのため、職員間の情報共有が適切に行われることも重要な仕事の一部だと思います。疲れることもありますが、利用者の言葉や笑顔に救われ、日々やりがいを感じることができて、介護を選んで良かったと思っています。
私が就職活動中の見学時に感じたとおり、実際に職員同士の仲が良く、役職や勤続年数に関わらず話しやすい環境です。様々な経歴を持つ人が働いているため、違った角度から複数の意見をもらうことができ、成長につながると思います。私は一般の学部から、介護に関する知識がほとんどなく入職しましたが、その分手厚く研修を行っていただき、焦らず仕事を覚えていくことができました。研修期間や内容はその人に合わせて臨機応変に対応してもらえます。また、各月の希望休暇、年次有給休暇、法人独自のリフレッシュ休暇はそれぞれ自分の好きなタイミングで取得することができ、前もって計画すれば、混雑する時期を避けて旅行に出かけることも可能です。時間外勤務も少しありますが、できない時は無理せず断わっていますし、周りの職員が気にかけてくれるのであまり負担に感じていません。
介護職員になると言うと、周りの人たちには決まって大変でしょうねと言われました。また、社会人一年目は何をやっても忙しいと聞いていたので、ある程度覚悟していました。しかし、働き始めて少し経つと、働くリズムに慣れていき、想定していたよりも自由な時間が取れるなと感じるようになりました。法人の住居手当のおかけで、職場近くに引っ越すことができてからは、より時間に余裕ができました。日によって勤務時間が異なるのはメリットでもあり、朝、買い物に出てから出勤することもよくあります。休日は習い事のホットヨガをしたり、鎌倉や横浜中華街へ遊びに行ったりと、毎回予定をたてるのも楽しみにしています。福祉の資格をとってスキルアップしていくことが目標なので、今後は先輩に相談しながら、資格の勉強にも挑戦していこうと思っています。