本多千秋
2020年入社 ヘルパー 広島文教大学 人間科学部人間福祉学科
私は、高校時代から7年間和太鼓を続けていました。その中で、障害のある子どもたちと和太鼓を通して交流する場が毎年ありました。感覚過敏や多動な子が多くいましたが、実際にバチを持ち和太鼓を前にすると、目の色を変え、無我夢中に打ち続ける姿に胸を打たれたことを覚えています。この体験をきっかけに「そのひとらしさ」を引き出せるような人になりたいと思い、障害分野へ興味を持ちました。つつじへ見学に行った際、すれ違う職員さんが元気よく挨拶をしてくださったことがとても印象に残っています。外部への対応が丁寧なこの施設ならきっと利用者の方への支援も丁寧にされていると確信しました。ここで自分自身を成長させたいと思い入社を決めました。
現在は、障害がある方のヘルパー業務を行っています。一緒にお出かけをしたり、お家へ訪問し朝の支度準備や入浴介助、家事支援など利用者の方の生活支援を行っています。生活の中で、困っていることがあれば、事業所と情報共有し連携しながら、改善に努めています。利用者の方の生活に関わらせていただくことで、当たり前になっていた日常生活での何気ない幸せに日々気づかされ、この業務に携われていることにとても幸せに感じています。業務の中では、日々の天候や利用者の方のご様子によって調整が必要な時は、臨機応変に対応することも多く、自分自身の引き出しも増え、少しづつではありますが柔軟に対応することができるようになりました。
発達障害についての専門知識を学ぶことができます。現場での学びはもちろん、法人内研修など自閉症支援のスキルを学べる機会が多くあります。現場で、様々な特性を持つ利用者の方に対し、どのように支援を進めて行けばよいか、支援を行う根拠は何か、先輩職員がサポートをしてくれます。日々の業務を積み重ねていくことで、あいまいな支援から少しづつ根拠を持った支援が行えるようになり、仕事の楽しさを実感できるようになりました。さらに、社会福祉法人つつじでは、子どもから大人までの幅広い内容のサービスが揃っているため、学ぶチャンスが多くあることも魅力の1つです。