K・Y
2021年入社 障害者支援施設(支援員) 桜美林大学 健康福祉学群 精神保健福祉専修
私が福祉職を目指したのは、困っている人を助けたいな、人の役に立つって素晴らしいなと考えていたからです。高校生になり福祉の仕事がしたいと考えていたので、福祉の学科がある大学に進学し福祉職を目指しました。就職先を探していく上で自分が大切にしたかったのは、「環境」です。もちろん自分がやりたいと感じる気持ちは大切にしてほしいし、そう思う気持ちは素敵だと思います。ですが、どこの職場に行っても共通している事は、人間関係が存在しているということです。いくら自分がしたくて入社したとしても、結局環境が合わなかったら続けられない気がします。私の場合は、身近な人が翔の会で勤務していて、「翔の会は良い人ばかりだよ。継続して働いている人が多いからオススメだよ。」と言われていました。この法人なら自分の大切にしている気持ちを持ちながら仕事を続けていけると思ったのでとりあえずやってみようと一歩踏み出したのがきっかけです。
2021年の4月から、「水平線」という施設で勤務しています。この施設は、主に身体障がいのある方が暮らしている入所施設です。そこで、生活支援員として食事、入浴、排泄などのサポートやメンバーさんに楽しんでもらえるようにイベントを企画し開催したりして、よりよい生活を送っていただけるように支援しています。また、メンバーさん一人一人に担当のスタッフがつき、身の周りの物を揃えたりやりたいことを一緒に考えたり、メンバーさんの健康に関する事を専門職と相談しながら個人に沿った水平線での暮らしを支援していきます。
私がオススメするところは、長期休暇がしっかり取れるところと、環境の良さ、人の良さ、そして沢山の事業所があって自分のやりたいことができるというところです。私の友人は福祉とは別の仕事をしていますが、皆揃って「休暇がちゃんと取れるところだといいね、しっかりしてるね」と言われます。働く上で休暇がとれるのはすごくありがたいなと感じます。人間関係にも恵まれていて、しんどい、辛いと感じた時に、気にかけてくれる人がいるから自分から言えてスッキリする気がします。水平線では、長く勤務しているスタッフが多いです。身体的には大変な部分があるけれど、環境が良いからそこに繋がってくるのだと感じます。最後は、沢山の事業所があって自分のやりたいことができるという点です。翔の会では児童分野、障がい分野、高齢分野、相談と様々な事業所があります。そのため、自分のやりたいという気持ちを叶えてくれる法人でもあると思います。
水平線は、身体障がいのある方が暮らしている入所施設です。体力を使うし、メンバーさんの体調も毎日同じではなく変わるため小さな変化に気づくことが大切なの為、気を引き締めなければならないです。個人的に体力面だけではなく、精神面でも大変な仕事かもしれません。入職してしばらくは毎回介助に苦戦し、この仕事に向いていないのかもしれないと感じる日が多かったです。もうすぐ入職して1年が経ちますが、最初は仕事のことだけで頭がいっぱいでしたが、介助にも慣れ少しずつメンバーさんのことを理解できるようになりました。介助に入った際に、メンバーさんから「ありがとう」と言ってもらえた時や、「介助が丁寧だね。」と言ってもらえた時に、仕事を続けてきて良かったと感じます。介助を行うのは決して簡単なことではないし今でもしんどいと感じる時がありますが、この言葉を言ってもらえるように日々丁寧な介助、支援を心がけています。