ケアマイスター制度がスタート!
シルバーケアマイスター合格者インタビュー
ケアマイスター制度は、介護の技術と知識に関する認証資格で、取得した職員に手当を支給することで学習意欲を高め、ケアの質を向上させることを目的とした制度だ。
資格の種別はシルバー、ゴールド、プラチナの3つの段階があり、福祉楽団が目指す「科学的な根拠に基づいたケア」に沿って認証水準を定めている。
法人初のシルバーケアマイスター認証を受けた「杜の家やしお」の訪問介護チームに所属する加藤沙季さんに話を聞いた。
杜の家やしお ケアサービスワーカー 加藤沙季さん
受験の動機は「私は福祉楽団のケアの考え方に共感しているので、それに沿ってケアの実践を続けたいと思っていました。
だけど、マネジメントコースを選ぶとケアの現場に入る時間が短くなってしまうのでどうしようか悩んでいたところ、ケアマイスターの話を聞いて、ぜひチャレンジしてみたいと思った」から。
実技・レポート・面接の 3 つの試験をクリアした。「実技試験では、訪問介護は一人で行うことが多いので、実地で自分のケアを評価してもらえたのはありがたかった。レポートは睡眠に関する課題だったんですけど、自分の睡眠時間を削って書きました(笑)」。
そのレポートは、睡眠の思考過程を詳しく論じてから、自身で行った実際のケア事例につなげて考察されている点が高く評価された。
「福祉楽団では、ケアの原理と目的や、共通言語があることが価値だと思っています。それをケアの実践につなげられる人たちをもっと増やして、共にケアの質を高めていきたい。
自分のケアを見直す機会として試験を活用することもできるので、介護福祉士の次のステップとして受験者が増えたらいいなと思います」。
text :サポートセンター 上野興治
(※この記事は、福祉楽団の広報誌『GAKUNAVI 2022年3月号』に掲載されたもので、記載の情報は当時のものです。)