塩村 真矢
2021年入社 特別養護老人ホームみなと弘済園 神戸学院大学 総合リハビリテーション学部・社会リハビリテーション学科
大学在学中は、リハビリや社会福祉学について学びました。
在学中、授業のカリキュラムとして組まれていた実習に参加し、障害のある方が持っている能力に興味をもち、障害者の生活介護施設や作業所など様々な場所で介護や支援の現場を見てきました。
大学卒業後は、3年間障害者入所支援施設で利用者様の暮らしを支援していく中で、高齢化が進み障害分野だけの知識では支援に限りあることを痛感しました。
そのためいろんな分野の知識を学びながら仕事をしていきたいと感じ、大学時代の友人でみなと寮の救護施設に勤務している友人に紹介していただき、同じ信念を持つ法人で働きたいと思い入社しました。
特別養護老人ホームみなと弘済園で生活支援員をしています。介護を必要とする高齢者の方の食事、入浴、排泄の介助や健康管理、その他日常生活全般に関わる介助や支援をしています。
役に立っていると実感しやすく、困っている方の手を差し伸べ「ありがとう」と言ってもらえる事が福祉の仕事最大のやりがいだと思います。
今取り組んでいることは、その人にとって本当に必要な支援を行う事です。支援を必要とする方にとって、必ずしも同じ支援内容が必要というわけではなく、支援の必要な人の事情や状態によってそれぞれ求められる仕事があります。その先にある自立した生活を私は目指したいと考えています。
社会福祉法人みなと寮、特別養護老人ホームみなと弘済園の基本方針には、「積極的な情報公開を行い、透明性のある運営を行っています。」があります。福祉施設は周囲からの状況が見えにくい閉鎖的な環境が多いかと思われます。しかしこの法人は献立やイベントなど情報を公開している内容がとても豊富で、誰でも、いつでも生活環境を知ることができることが魅力の一つです。
私は広報活動担当で、利用者様と誕生日をお祝いしたり、イベントに参加された楽しそうな様子をブログを通して公開しています。法人のホームページに「安心、安全への想いと生活」というキャッチフレーズがあるように福祉の現場を色んな方に見て知っていただけたらいいなと感じています。
私は絵を描いたり物を作ることが好きで、得意なことを仕事に活かしたいと思ったのがきっかけです。
一番嬉しかったことは消極的な利用者様にも「久しぶりに毛糸持ったわ。懐かしい」と意欲的になっていただいたり、利用者様と一緒に作ったものをフロア全体に飾り付け、季節を感じていただくことです。一緒に作ることで、利用者様の意外な個性を知ることが出来たり興味を持って下さる様子をみることができます。
率先して特技をすることで利用者様を笑顔に出来る、生活の質をあげることができる、なのでこの仕事が好きです。
昨今のコロナ禍はまだ安心出来ず、外出や面会が制限されている中でこそ、レクリエーションが気分転換、楽しい時間作りになっており必要な支援の1つだと感じます。