S・A
2016年入社 相談支援員 日本社会事業大学 社会福祉学部・計画学科
学生時代に実習やボランティアなどで知的障がいのある方と接する機会が多く、障がいのために不自由な事があるにも関わらず社会人として立派に努めている姿に尊敬の念を覚え、この領域に就職しようと決めました。
原町成年寮に就職を決めた理由は、首都圏で実績のある社会福祉法人であった事と、葛飾にグループホームや通所事業所を数多く有しており、地域に根差した支援を展開していると感じたからです。あまり土地勘の無い地域ではあったのですが、入社前に人事の方が色々と相談に乗ってくれた事も後押しし、この法人で働こうと決めました。
入職時はグループホームで生活支援員として勤務していましたが、昨年度から相談支援事業所へ異動し、相談支援員として勤務しています。
障がいのある方からの相談に応じ、必要な福祉サービスが利用できるよう、サービス等利用計画の作成などを担っています。また、既にサービスを利用されているご利用者の方と定期的に面談し、最近の様子を伺う中で、現在の環境がご本人にとって適しているか等検討を行っています。
ご利用者様だけでなく周囲の関係者等、非常に多くの人と関わる部署であり、コミュニケーションスキルや知識量を求められると感じています。まだまだ自分の力不足を感じており、今後も自己の研鑽に努めたいと思っています。
・グループホームや通所事業所を複数有しており、障がいのある方を地域で支援する地盤が整っている事。
・立ち上げから60年以上経過し、支援の理論や方法の蓄積がある事。
・行政や大規模な法人と異なり、知的障がいを主に支援している法人であるため、支援対象が大きく変わらない事。
・葛飾区という限定的な範囲での事業展開である為、異動があったとしても自身の生活域を変える必要がない事。
・男性でも育児休暇が取りやすい風土が根付いており、安心して育児に参加できる環境である事。
私がやりがいを感じるのはご利用者様が我々の支援で喜んでくれた時です。障がいのある方は、自分ではできない事がある分、一般の人よりも少しだけ自身の人生に深く関わることを許してくれます。それがとても楽しく、そしてうれしく感じます。
時にはご利用者様の望みと社会常識の折り合いが付かず悩む事もありますが、その方の人生に触れ一緒に考える事が出来る稀有な職業だと考えています。一緒に考えた結果で、ご利用者様の生活が充実し喜んで頂けるのであれば、これ以上のやりがいは無いのではないかと思います。