長縄 ももか(横須賀愛光園)
2024年入社 介護職 相模女子大学 人間社会学部・社会マネジメント学科
参加した合同説明会で担当の方がいった言葉が一つのきっかけでした。「働く職員の職場環境が整っていなければ利用者に良いサービスを提供することはできない」というものです。
当時の介護職の率直なイメージとして、辛い、人手不足、低賃金などネガティブな内容ばかりでした。しかしお話を聞いて利用者のことはもちろん、職員のことも思った福利厚生が定められていると感じました。
また、タブレットでの記録業務、体動や離床されると音声で伝えてくれる見守りセンサー、離れた場所でも会話ができるインカムの導入などシステムの活用に力を入れている点にも関心を持ちました。
システムにできることはシステムに頼る代わりに、人間にしかできないホスピタリティ精神をより手厚くしていく。その結果、働く職員の負担軽減にもなり、なにより利用者一人一人の想いや接し方を追求していくという考えに魅力を感じ入社を決意しました。
特別養護老人ホームでご利用者の身の回りの介助や記録業務、ご家族や外部への電話対応などの事務的な業務も行っています。
未経験で不安だった私にも丁寧に教えていただける先輩方がいるため、業務で分からないことがあればその都度質問しています。
また、私が勤務している部署では、入所されているご利用者と短期間の宿泊で利用されるショートステイのご利用者がいます。そのため毎日のように利用者の出入りがあり、その日の状況を事前に頭で整理して業務を行う必要があります。
そして日々欠かせない利用者とのコミュニケーションではお話をすることでうまれる信頼関係を大切に、その日によってどのようなケアが最適なのか日々考えながら業務を行っています。
その日その時のケア方法が分かることで他職員にも共有することができ、利用者も気持ち良く過ごせ職員も効率よく働けると思います。
職員数16,000人超えの大規模社会福祉法人であることです。
一般的な大規模企業の特徴として、社会的な信頼度の高さ、仕事の規模が大きい、研修制度が整っているなどが挙げられています。
本部がある浜松に研修で訪れた際、地元に住む同期と交流をする機会があり、「浜松の病院と言えば聖隷病院」「私もこの病院で産まれた」という話をよく聞き、知名度の高さや社会的な信頼があるという一つの根拠だと実感しました。
そして、多くの事業を運営し、就職前研修から始まり新入職員研修、1年目フォローアップ研修、2年目研修、中堅研修、マネジャー研修、リーダー研修など階層別に研修があり、着実にキャリアアップしていけるところも魅力だと思いました。
実際、研修に参加することで得る新たな気付きや課題、同期との交流を経てまた頑張ろうと改めて思うことができます。
私が最近行ったチャレンジは、怪我をされたご利用者についてご家族へ報告する電話対応です。その際話す内容を一度紙に書いて復唱してから掛けるようにしています。
しかし、焦りや自信のなさからか日々の生活についてなどの急な質問に答えられず言葉が詰まってしまうことがあります。
怪我をされて大変不安なご家族にそのような対応が重なると、余計不安に感じてしまうだろうと思います。
これに関しては電話対応を繰り返し行い慣れていくことが一番ですが、もう一つ私がやるべきことは、一人一人の利用者についてより正確に知ることだと思います。
毎日同じ調子ということはなく日々変わる体調の変化、以前怪我された傷のその後の状況など日々の観察をより意識的にしていれば、仮に他の用事でご家族にお電話する機会があった場合、焦りや自信のなさなく報告できると思います。