専門学校を卒業し、福祉とは別の職種でアルバイトをしていました。そんな中、睦月会で働いていた友人より「うちの施設で音楽療法やらない?」と声を掛けられ、現場で音楽療法が実践できるなら…とすぐに了承しました。
週1回午後活動の中の1時間のみ、施設に出向き10名程度のグループセッションによる音楽療法が始まりでした。学生時代に実習による活動の経験もあったので、福祉の現場は初めてではなかったのですが、自分1人でプログラムを考案し、考案したプログラムを自分だけで行うのは実習とは全く違うもので、当初は様々なことに戸惑いながらも、毎回新たな出会いや経験に救われながら無我夢中でやっていました。それから午後の1時間が午前を含めた1日に増え、週1日が週2日に、さらに、他の事業所でも音楽療法を実践させてもらえることになり、現在、週5日音楽療法を実践しながら、法人専属の音楽療法士として勤務しています。