大学の時に子ども関係のボランティアサークルに所属しており、そこで2泊3日のキャンプに行きました。
そのキャンプを通して成長する子どもたちを見てとても嬉しく思い、やりがいにも感じたことや、教師と生徒という関係性に違和感を感じ、子ども一人ひとりと手厚く関わっていきたいと思ったことがきっかけで、児童養護施設に働きたいと思うようになりました。
風の村は大学の先輩の紹介で知り、説明会を通して、子どもだけでなく、職員も含めた人を大切にする思念や姿勢がとてもいいなと思い、入職を決めました。

現在は副主任として、子どもたちや職員全体を見ています。
職員にはそれぞれ担当しているホームがあることが多いのですが、自分には担当ホームはなく、各ホームで何かあった時や人手が必要な時に出動する役割を担っています。
事務所で事務作業をすることもありますが、子どもたちと遊んだり、施設内の庭木を切って環境整備をしたりもしています。

風の村の魅力は「人の温もり」が感じられる環境であることだと思います。
特に僕の職場ではスタッフ同士の中が良く、お互いに配慮し尊重し合う関係性が築けていてると思います。
自分もスタッフとのチームワークをとても大切にしています。
仕事をしているとどうしても自分一人で賄いきれない部分や、大変な部分があります。
そういった時に頼れる仲間がいることはとても心強いです。
そのため、子どものことはもちろんですが、スタッフのためにもなること、スタッフが困っている時にはすぐに手を差し伸べることを大切にしています。

行事やイベントを取りまとめたことが印象に残っています。
風の村の児童養護施設では、子どもたちとの旅行や、施設内でイベントなどを定期的に行っています。
旅行ではホームごとに子どもと大人が集まって会議を開き、皆で行き先を決めます。
僕が担当ホームの皆と東京にお出かけした際は、事前に子ども全員に行きたいところや、やりたいことを聞き取り、それを叶えてあげられるように工夫して計画を立てました。
こどもたちと一緒に準備をすることはとても楽しいですが、大変な時もあります。
ですが当日子どもたちの楽しそうな笑顔が見れると、「準備したかいがあったな」「頑張ってよかったな」と報われたような気もちになりましたね。