人の役に立てる仕事に就きたいと考えた時に、小さい頃に祖父母にとてもかわいがってもらった影響で福祉の大学に進学しました。
実習に行った際に、関係が深まったご利用者様が「私は編み物が好きで昔はよくしていたの。」と教えてくださいました。
それは実習先の職員も知らなかったことで、私に心を開いてくれたのかなと感じてとても嬉しかったのを覚えています。
ここから一人ひとりの心に寄り添い、生き方に携われる福祉職に就きたいとより強く思うようになりました。
福祉系の合同説明会に参加した際に風の村に出会い、温かい雰囲気などから「ここだ！」と自分の中でピンとくるものがあり、入職を決めました。

現在はサービス付き高齢者住宅のケアワーカーとして勤務しています。
食事の提供や入浴介助、排泄介助などの身の回りのお手伝いや、掃除や洗濯などの生活援助、24時間の見守りなどを行っています。
また、看護師などの医療職と連携しながら、入居者様の健康や安心をサポートしています。
仕事をするうえでは、入居者様の気持ちに寄り添うことを大切にしています。
入居者様が元気な時は元気よく声をかけ、悩んでいる様子や不安な様子の時にはそっと声をかけてお話を伺うなど、安心して暮らせる環境づくりを心がけています。

風の村の魅力は、学生時代に説明会に参加して一番に感じた「雰囲気」です。
法人全体が温かい空間に包まれているところや、どの職員も優しい方ばかりなところは、他にはない魅力だと感じます。
また私の職場の良さとしては、上司や先輩職員の柔軟な発想をケアに活かしているところだと思います。
さまざまな状況を抱えた高齢者が入居してきたり、日々変わる入居者様の状態に対して、一人ひとりと向き合いどうしたら快適に過ごせるか、さまざまな視点からケア方法を生み出している先輩方の姿は近くで見ていてとても刺激になり勉強になっています。

一人ひとりと向き合うのは入居者様だけでなく職員にも同じで、上司や先輩が若手職員を気にかけてくださり悩みや意見を話せる環境があります。
1年目は分からないことが多く、気になったことやモヤモヤすることがたびたびありましたが、メンター制度という先輩職員との定期的な面談があったため、そこで話を聞いてもらったりアドバイスをいただいたりして少しずつ抱えているものを減らしていくことができました。
また年の近い先輩がたくさんいるのはとても心強いです。
同じ事業所に同期がいない私に先輩が「私たちのこと同期だと思っていいからね。」と声をかけてくれます。
そのおかげで安心して仕事ができています。