福祉の仕事はクリエイティブな仕事だと僕は思っています。クリエイティブは福祉に関係ないのでは?と思う方も多いと思います。
例えば、利き腕が全く動かない方がおり、今まで箸を使えていた手が使えずにご飯を食べることができません。ご飯が食べられないのなら、介助してご飯を食べさせたら良いか?それも、一つの手です。しかし、福祉ではその人が持つ力、強みを活かした援助を行うという考えがあります。その人がどのような仕事をされてきたのか、どんな病気の症状があるのか、どんな考えを持っているのかと思考を巡らせ、その方を遡り、援助に活かします。
一人一人の持っている力や強みや症状は同じであってもその人が歩んできた人生は違います。利き腕が動かないならこのやり方。といった決まりがなく、一人一人に合わせた新しい介助方法の発見や今までの介助方法の見直しなど常に考える必要があるため福祉はクリエイティブな仕事であると思っています