S.H
2022年入社 児童指導員 佛教大学 社会福祉学部 社会福祉学科
法人を初めて知ったのは、京都や関西の福祉施設が集まる「福祉フェア」でした。京老のブースで説明を受けた時に、「高齢・障害・児童」の3つの分野に渡って事業を展開していること、分野を超えての交流があること、またブースにおられた職員さんや説明の中で見聞きした現場の雰囲気が、温かく、明るく、楽しそうだなと感じ、法人へのエントリーに至りました。
私は元々、障害児分野や障害分野の事業所で働けたらいいなと思っていましたが、福祉全体に興味があり、自身の将来としても色々な経験をしてみたいと思ったため、分野を越えて「総合福祉職」として働ける京老に就職したいと感じました。
福祉フェアの後もオンラインでの見学会や、内定後も何度か事業所見学にも参加させていただくことができ、法人で参加した企画はどれも楽しく、「ここで働いてみたい!」「ここなら自分のしたいことが実現できそう!」という思いが更に強くなり、入社を決めました。
私が働く放課後等デイサービスは、小学生~高校生の障害や特性を持った子ども達が放課後や休日に集まる場所です。平日の午前中は学校があるため、職員は事務作業を行います。その日毎の支援の準備、イベントのスケジュール作成、子ども達の過ごしの記録、担当児童の支援計画作成や、普段の配食の手配もしています。法人内・外の研修を受けることもあります。
午後からは、それぞれの学校に子ども達を迎えに行き、到着した子ども達と遊んだり、おやつを作ったり食べたりして過ごし、お家まで送り届けます。
子ども達とは、トランプや風船、粘土、プラバン、お家ごっこなどで遊んだり、カラオケをしたり、お布団で一緒にゆっくりしたりと思い思いに過ごしています。障害の程度によっては、食事介助・排泄介助・身体介助もそれぞれの特性に合わせて行っています。子ども達と遊びつつ、支援を考えながら関わっていくのが今の私の仕事です。
一番の魅力は、私が入社を決めた理由の一つでもある「分野を越えて福祉ができる」所だと思います。私の所属しているセンターは、まさに分野を越えた「共生型」の施設であり、1階に保育園、2階に放課後等デイサービスと小さな高齢者デイサービス、3階に高齢者デイサービスがあります。今は新型コロナの影響でなかなか難しいですが、少しずつ各フロアの交流も再開しており、自分のやってみたかったことだな…と日々感じています。
また、働く環境もおすすめのポイントです。センター全体で、業種を越えて温かい雰囲気の中で働くことができ、日々笑顔で支援を行ったり業務に取り組んだりしています。
入社当時大変だったのは、子ども達との関係作りや支援の仕方、また生活の変化や社会人としての自覚を持つことです。当初は初めて出会う子ども達にどう関わっていいか分からなかったり、特性に沿った支援の方法や一日の中で自分がどう動くべきかが分からなかったりと戸惑うばかりでした。しかし、子ども達には自分から関わってみる、分からない事は周りの職員さんに助けてもらうなど、慣れないながらも毎日続けていくことで、現在はやっと少しずつ現場の力になれているのかなと思っています。子ども達との関係性ができてきて一緒に楽しく過ごせることや、少しずつ任せてもらう業務が増えたり、介助ができるようになったりして自分の成長を感じ、それが職員としての自覚に繋がることもやりがいに感じています。
それでも今も、日々支援や業務の中で反省する事ばかりなので、課題を自覚しながら、これからも子ども達と一緒に成長していきたいです。