学生時代に実習へ行ったとき、認知症の方と関わる機会が少なく、もっと認知症の方との関わり方について知りたいと思いました。そこで、認知症の専門である、きのこグループへ入社を決めました。

老人保健施設にて、ご利用者の入浴・排泄・お食事、生活する上での身の回りのお手伝いをしています。一方的にすべてをしてしまうのではなく、ご利用者の出来ることやお気持ちを尊重し、必要なところで手をお貸ししながら、出来ることは一緒にする意識でご利用者と時間を共有し過ごしています。

入社当初、認知症の方が不穏になられたときの関わり方について不安でした。しかし、１年間続く新人研修の中に、認知症について勉強する機会や、基本的な介護技術などが組み込まれていたため、安心してご利用者と関わることができました。

ご利用者に対して、これはできないかもしれないと、勝手に決めつけてしまうのではなく、ゆっくりでもご利用者が達成感を感じられるように援助することを意識しています。できたときのご利用者の嬉しそうな表情や、感謝を伝えてくださるとき、またご自身の力でできるようになった時に、仕事へのやりがいを感じます。