社会福祉法人この街福祉会

自分の笑顔が子どもの笑顔につながる仕事

牛山陽菜

2023年入社  保育士(児童指導員)  松本大学  教育学部学校教育学科

Q入社のきっかけは

大学で教職課程をとっており、カリキュラムに特別支援学校での実習がありました。そこで障がいを持った子ども達と関わり、言葉などの意思疎通が容易でない中でのコミュニケーションの難しさを知るとともに、純粋な子ども達の心に惹かれ、些細な成長の喜びや、ジェスチャーや視覚支援を用いてコミュニケーションが取れた時の喜びに楽しさを覚えました。
この経験から障がいを持つ子どもの成長を支援できる仕事に就きたいと思うようになりました。そこから児童発達支援センターや放課後等デイサービスの施設を探す中で、この街福祉会を知り、実際に見学などをさせていただき、施設の清潔さや子どもがのびのびと過ごすことのできる環境や体制が整っていることに惹かれ入社しました。



Q今取り組んでいる仕事は?

現在は、児童発達支援センターで複数担任の1人として、年少から年長までが在籍するクラスで保育士として働いています。子どもの成長のためにADLなどの支援をすることはもちろん、子どもと全力で遊ぶことも仕事のひとつです。
また担任間で相談しながら、毎日子ども達が楽しいと感じながら個別支援計画で掲げた目標を達成するために様々な活動を計画しています。特別支援に関する知識も保育に関する経験もないため、子どもと関わるのが怖かったり、子どもにとって甘やかしてくれる先生として見られてしまい支援がうまくいかなかったりすることも多々あります。一人で悩まず複数担任の良さを活かしながら、協力し合って何が一番子どものためになるのかを考えることが大切なことだと感じています。また教室の中で季節を感じられるように壁面などを工夫することも仕事の楽しみの一つです。



Q社会福祉法人この街福祉会のおすすめポイントは?

この街福祉会は未就学児から成人までをそれぞれ幅広く受け入れている事業所があり、様々な知識・経験を持った職員がいます。普段は関わることも少ないですが、年に一度法人全体が集まる総会で他事業所の方と交流する機会があり、私は未就学児と普段関わっているため、成人の方の生活や支援を知ることで今関わっている子たちが将来どんな姿になっていくのかを想像することができます。
私が働いている児童発達支援センターでは職員間の仲もよく日々協力しながら和気あいあいと仕事が出来ています。子どもが笑顔で通えること、自分が提案した活動や支援方法がうまくはまったとき、ご家庭からの悩みを聞き支援方法を提案して感謝された時の喜びがあります。利用者の成長や日々の充実のために精一杯力を注げることも魅力です。



Q仕事で悩んだときは、どうしていますか?

日々の支援での悩みはその日のうちに先輩職員に自分の意見を聞いてもらったり、アドバイスをいただいたりするようにしています。私は出身が教育学部のため、友人の多くは学校の先生になっており保育・療育に関することで相談することが難しく、未就学児と就学児という違いはありますが、特別支援学校で働く姉に相談することもあります。私が支援している子どものことを直接知らないからこそできる柔軟な発想やヒントをもらい日々の支援に活かしています。また支援の中で感じた楽しいこと、可愛かった姿や不安、モヤモヤは母に話すこともあり、母親目線での意見を聞くことで気付けることがあります。職場の先輩や家族に悩みやその日あったことを話すことで自分の頭の中が整理でき、“明日はこんな風に支援しようかな”“こうしたらもっと楽しめるかな”と前向きに考えることができています。多くの人に支えられて仕事を続けることができています。