鈴木 涼夏
2023年入社 支援員 神戸女子大学 健康福祉学部 社会福祉学科
大学在学時に知的障がい者の方の移動支援のアルバイトを始めたことをきっかけに障がい者の方と関わる仕事がしたいという目標ができました。しかし福祉の仕事は離職率が高く、実際にアルバイトをする中で関わった施設の方々も仕事のハード面による身体的、精神的苦痛により退職される方が多いと感じました。長く働ける環境が整っている施設で働きたいと考えていたところ、阪神福祉事業団に出会いました。阪神福祉事業団は福利厚生が手厚く、また若手の職員の方が多数活躍されていること、そして何より離職率が低いことを知り、大学の教授からのすすめもあり、入社しました。
現在は救護施設(ななくさ厚生院)で支援員をしております。救護施設とは、障害や依存症を抱える方や、金銭的問題により日常的な生活を送ることが困難な生活保護を受給されている方を受け入れ、生活の基盤を整える施設です。30代の方から80代の方まで幅広く、さまざまな障がいや生活歴を持つ方が入所されております。身体的・精神的な理由から外出に行けない方の必要な日用品の買い出しや、身体の障害を抱える方の生活全般の介護、利用者の方々の人生に関わるさまざまな支援を行っております。また、作業活動や地域貢献活動も積極的に行っております。最近は施設の最寄りバス停の清掃活動なども行いました。ななくさ厚生院は現在西宮市山口町にありますが、今年度に宝塚市東洋町に移転予定です。移転の準備が着々と進んでおり充実した日々を過ごしています。
阪神福祉事業団で働いてよかったと感じることは3点あります。
1 人間関係の良さ
ベテラン職員の方々が若手職員の意見や考えを聞いて下さる風 通しの良い職場であると感じます。年齢差による遠慮を感じさせない空気感は新社会人にとって働きやすいなと感じました。
2 資格を取得しない方に対する制度
この仕事は資格がなくても未経験でも働くことが可能ですが資格を取得したい職員に対するバックアップもあります。資格取得に必要な通信教育受講料の助成制度や合格した際に特別給付金を受け取れることができるのはありがたいなと感じました。
3 休暇制度が充実している
社会人は身体が資本、とはいいますが誰であっても体調を崩したりすることはあります。そのため、必ず取得しなければならない有給休暇とは別で病気等休暇を取得することができます。長く働き続けるためには時にはしっかりと休むことも必要だと