馬場 綾香
2023年入社 支援員 神戸女子大学 健康福祉学部社会福祉学科
大学では社会福祉学科で介護クラスで勉学に励んでいました。大学2年生の時から新型コロナウイルスの感染拡大により、3つの介護実習が中止となり、実際に施設実習に行くことが出来ませんでした。そのため、現場で働く高齢者施設はどのような雰囲気なのか等わからないままでした。「大学卒業後は実際、高齢者施設でまず働き、知識や技術等の経験を積みたい」と考え、第一希望に高齢者施設を選びました。しかし、私は高齢分野だけでなく、児童分野を中心に他の分野にも興味がありました。この事業団を調べていく中で見つけ、異動希望を出すことで、他の福祉施設でも働くことができることがわかり、魅力に感じたことがきっかけです。
高齢者施設で支援員をしており、3大介護である食事・排泄・入浴を中心に支援をしています。介助後、利用者様から「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えられることがとても嬉しくなります。4年間大学に通ったものの、実際に利用者様に対してコミュニケーションや介護をしたことがない自分が支援員として務まるのかと不安でした。しかし、先輩方がその都度助言や補助をして下さり、施設生活における介護はできるようになってきたと思います。利用者様と一人ひとり違った性格の中でどのような声かけや介助をするべきなのかを試行錯誤で関わっています。先輩職員の支援方法について観察又は質問し、新しい介護方法や声掛けの仕方について学び、それを実行するようにしています。利用者様と関わる上で、まだまだ「経験したことがないこと」や「初めて知ること」が多いですが、支援員として少しずつでも成長し続けられるように日々の業務に取り組んでいます。
事業団では高齢、障がい児・者、救護と幅広い分野の施設があります。そのため、人事異動をする機会が年に1度あるため、施設内でも複数の分野を経験した先輩職員がいらっしゃいます。現在日本では高齢化が進んでいるため、障害をもった高齢者が高齢者施設に入所するケースが増えていくことが考えられます。そのため介護の知識や技術だけでなく、障害分野の知識や技術等も必要になります。そこで事業団では多分野の福祉施設に従事したことがある職員が働いているため、状況に見合った対応をしやすい環境にあるのではないかと思います。先輩職員から様々な経験や知識を学ぶことにより、私自身も障害をもった利用者様に対して、少しでも適切な対応ができるのではないかと思います。まだまだ知識や技術は浅いですが、今後実際高齢者施設で経験を積み重ねながら、利用者様に寄り添った支援員を目指しています。