福田 愛耶さん(松戸愛光園)
2023年入社 介護職 東京基督教大学 神学部 国際キリスト教福祉学科
祖母の自宅介護の経験から高校生の時に高齢者介護に興味を持ち、支援を必要とする高齢者のために働きたいと思うようになりました。福祉を専門的に学ぶことのできる大学に進学し4年間学び、就職先を考えている際に大学から紹介されたのが聖隷福祉事業団でした。キリスト教精神に基づく隣人愛の実践という法人の理念に共感し、またこれまで学んできたことを生かせる場所だと感じました。
施設見学や人事の方から説明を受ける中で、松戸愛光園が、支援が必要なご利用者一人ひとりの想いに寄り添い、共に考え希望を与えることができる施設だと感じ入社を決めました。
入社してから2年が経ち、ご入居者のケアプラン作成に介護職員として関わるようになりました。担当ご入居者のサービス担当者会議にも参加し、他職種の方々からも意見をいただき共有しています。ケアプランについて理解や入居者の希望を叶えることにはまだ不安はありますが、何度も先輩介護職員やケアマネジャーから丁寧な指導をいただき、他職種の方々にも確認をしていただき意見を聞きながら一生懸命取り組んでいます。
また、サービス担当者会議に参加するようになってから、毎日の業務をこなすのに精一杯だった入社1年目と比べて、少しずつですがご入居者との日々の関わりの中で様子の変化に気づくこと、またそこからご入居者のニーズについて考えどのような支援が必要かと考えられるようになってきた気がして自分でも成長を実感しています。
聖隷福祉事業団の魅力は、福利厚生がとてもしっかりしているところだと思います。福利厚生で医療見舞金として医療費や薬代の補助があり、無料で医療が受けられます。私自身、体調を崩してしまった時に、健康相談や受診の際の補助などをしていただいた経験もあり、その時には安心して働ける環境だと実感しました。他にも婦人科健診や、定期的な健康診断など、サポートはとても充実していると思います。
聖隷では毎年、職場の研究発表を行う聖隷福祉学会というものがあります。今年度は私が学会担当者として、先輩職員と職場の環境整備、業務改善に取り組む機会をいただきました。4月から11月の学会発表までの約半年間、職場の業務を見直し、どうしたらご入居者にとって生活しやすい場所になり、職員にとってももっと働きやすい職場になるかを考え実践しました。職場の環境整備のために、まずは整理整頓を実施。職員一人ひとりに意見を聞きながら業務改善に取り組んだ結果、ご入居者からも喜ばれ、職場全体での意識も高まるといった効果が得られました。職場全体を巻き込むような取り組みは初めての経験でしたが、働く中で当たり前になってしまっている職場の課題を見つけ出し、職員と協力しながら皆で考え改善していくという達成感を得られました。初めての学会での発表は不安もありましたが、最後までやりきることができ自信にも繋がりました。