M.N
2024年入社 介護職員 東京栄養食糧専門学校 管理栄養士科
私は栄養士と管理栄養士の資格を取得する為、大学では栄養学を学んでいました。在学時、病院実習があったのですが、パソコン上での栄養計算や調理を行う中で、実際にそれが対象者の方にどのように届くのか、対象者の方の反応が見れないことをもどかしく感じました。
対・人として接することが出来る、もっと人と深く向き合える仕事がしたいと、もともと興味のあった介護の仕事に着目。学内説明会で当法人のブース説明を聴きに行き、現在所属する「小山倶楽部」に事業所見学に行くことに。その際、ご利用者と一緒に昼食作りを行いました。その日冷蔵庫にあったひき肉をヒントにハンバーガーにすることに決め、食材を切るところから、ハンバーグの種づくりやホットプレートで焼く工程まで、ご利用者と一緒にという姿勢にとても魅力を感じました。ここでならお一人お一人としっかり向き合って過ごすことができるのではと感じ、入職を決めました。
通所部門の小規模多機能型居宅介護にて介護職員として働いています。小規模多機能は、近所のご自宅にお住まいの方々が通い、お泊り、訪問のサービスを組み合わせて生活できるサービスです。比較的自立度の高い方が多いですが、必要に応じて身の回りの生活のお手伝いをします。中には食事に関して栄養計算が必要な方もいらっしゃり、献立はその日その日にご利用者と決めていくので、決めた献立の中でその方のおいしく食べれる量の範囲でどんな食材をプラスすると良いか、周りの職員にアドバイスをすることも。事業所で作った食事を配食サービスとしてご利用者のご自宅に持っていき提供したり、安否確認やお洗濯ものを一緒に行うなどのお手伝いもしています。そして何より、日々ご利用者の実現したいことを一緒に叶えていく。食べたいものを買いに行く、行きたい場所に一緒に出掛けるなど、プログラムなど一切ないので毎日様々な過ごし方をしています。
手厚い教育制度です。介護未経験の私でも安心の新人研修が一年かけて組み込まれています。私の当法人でのスタートは、岡山県での5泊6日の合宿研修でした。法人本部のある岡山事業の新人職員と東京事業の新人職員が合同で導入の研修を行い、法人の歴史やケアの考え方など介護を始める前の基礎からじっくり学ぶ機会になりありがたかったです。
同期とも一気に仲が深まる機会となり、横のつながりも当初から強くなり、切磋琢磨できる仲間がいることを実感できています。今では月に一回は飲みに行く、かけがえのない仲間です。各事業所に配属以降も月に2・3度は現場を離れて同期や研修担当らと新人研修に定期的に参加したり、振り返りの面談もあり、フォローアップ体制が充実しています。
介護が未経験という事もあり、ご利用者とのやりとりであの時ああすればよかったかな、他にできるよりよい対応があったかな・・・と、心残りに思う事も日々あります。ですが、それもご利用者とのコミュニケーションが取れているからこそ。先輩にもいろいろとアドバイスをもらいながら、それも良いバネにして次に生かして頑張ろうと前向きな力に変えて日々励んでいます!