大学卒業後は高校の福祉科教員として勤務していました。
福祉を高校生に伝える仕事には大きな魅力を感じていましたが、その難しさと多忙さに圧倒され、退職を決意しました。
正直に言えば、挫折です（笑）
次に自分に何ができるかを考えたとき、やっぱり「介護の現場が好き！」という原点に立ち返りました。
勤務地や給与、そして自分の資格を活かすことを考えていた中で株式会社アズ・ライフケアの運営する「あずみ苑」に出会い、生活相談員に挑戦したいと思いました。
未経験で生活相談員として採用していただけるところはほとんどなかった中、採用していただけたことに心から感謝しています。

現在は生活相談員として、お客様がスムーズにご利用いただけるよう、サービスの調整を行うことをメインの業務としています。
具体的には、ご利用状況をケアマネジャー様やご家族様へお伝えすること、必要書類の作成、電話対応など、業務は多岐にわたります。
相談業務以外にも、自分が「やってみたい！」と思ったレクリエーションを企画・実施したり、現場の介護業務をサポートすることもあります。
生活相談員という役割には事務作業も多く含まれますが、正直なところ「事務仕事は性に合わないかも…」と感じています（笑）
お客様と楽しくお話ししたり活動したりすることが好きなので、なるべく、レクリエーション活動の輪の中に入るように時間を作るようにしています。

「株式会社アズ・ライフケア」は、会社全体で残業が発生しないように職場環境が整えられている点がおすすめだと思います。
また、私自身、学生時代から教員時代にかけての知識や資格は持っていましたが、生活相談員は未経験でしたし、運転免許はあるものの運転経験がない状態で入職したため、送迎業務にも苦戦しました。
しかし、入職当初から丁寧な指導を受け、大切に育てていただいた印象を今も強く持っています。
さらに、私は、本格的に生活相談員業務の業務を始める前に産休・育休に入りました。
子育てや自身のスキルアップについて悩み、転職を考えたこともありましたが、働きやすい環境の中でやりがいを持って業務が出来ており、復帰して本当に良かったと感じています！

初めてデイサービスをご利用いただくお客様のお宅にお迎えに伺った際、ご来苑を強く拒否され、うまくお誘いできずに事業所へ戻ったことがありました。
別のスタッフが再度訪問し、結果的に当日の利用につながりました。
心が折れそうになりましたが、「自分と他のスタッフの何が違ったのだろう」「生活相談員の役割とは何だろう」と考えるきっかけになりました。
ご利用いただくお客様は、様々な事情や想いを抱えていらっしゃいます。
また、お客様を支える、ご家族様や担当のケアマネジャー様にも様々な想いがあります。
入職して間もない頃で、今振り返ると、お客様やご家族様、「あずみ苑」を紹介してくださったケアマネジャー様の立場に立って考える視点が不足していたのだと思います。
生活相談員という役割は様々な方の立場に立って考えることが何より大切だと、強く感じています。