蝶名林 未勇
2009年入社 音楽療法士 東京音楽療法専門学校東京ピアノ調律アカデミー
専門学校を卒業し、福祉とは別の職種でアルバイトをしていました。そんな中、睦月会で働いていた友人より「うちの施設で音楽療法やらない?」と声を掛けられ、現場で音楽療法が実践できるなら…とすぐに了承しました。
週1回午後活動の中の1時間のみ、施設に出向き10名程度のグループセッションによる音楽療法が始まりでした。学生時代に実習による活動の経験もあったので、福祉の現場は初めてではなかったのですが、自分1人でプログラムを考案し、考案したプログラムを自分だけで行うのは実習とは全く違うもので、当初は様々なことに戸惑いながらも、毎回新たな出会いや経験に救われながら無我夢中でやっていました。それから午後の1時間が午前を含めた1日に増え、週1日が週2日に、さらに、他の事業所でも音楽療法を実践させてもらえることになり、現在、週5日音楽療法を実践しながら、法人専属の音楽療法士として勤務しています。
音楽療法士としては珍しく法人専属として働いています。音楽を通じて利用者の持つ能力を最大限に引き出すことや、音楽をコミュニケーションのツールとして使用するアプローチを実施しています。専門職の自分だからできること、専門職の自分だから見える利用者の姿を大切にし、その日、その瞬間のできごとに新たな出会いを感じています。睦月会では、専門職としてプログラムの考案から活動の実施まで、全てを一任させてもらっています。自分が考えたプログラムを自由に行い、自身で利用者と触れ合い、活動を実施することができます。自由だからこそ迷うことや戸惑うことも多く失敗することもたくさんあります。その分、やりがいや達成感は何にも変えられないとても貴重な体験ができます。睦月会は、毎日が新しい挑戦で、一つの業務や概念だけにはとらわれない色々な仕事、色々な経験ができる法人です。
ライフステージを繋ぐ支援に重きを置いているところです。
睦月会には、乳児期から高齢期までのたくさんの利用者さんがいらっしゃいます。こんなにたくさんの利用者さんと関わり触れ合える法人は他にはありません。たくさんの事業に携わり、たくさんの利用者さんを支援しながら職員も日々成長し進化します。毎日が新鮮で、昨日と同じ今日はなく、今日と同じ明日もありません。もちろん、法人自体の進化も続きます。常に“新たな福祉”を創造しながら新たな事業を展開し、睦月会が掲げるビジョンを具現化・達成するために職員1人1人が毎日成長しながら法人も大きく成長していくのです。
睦月会の一員として、これからどんな人に出会いどんな経験ができるのか、睦月会がどんな風に変わっていくのかとても楽しみです。