仲川舞
2014年入社 管理者兼児童発達支援管理責任者 日本福祉大学 社会福祉学部保健福祉学科
私は大学生時代に「福祉の仕事をしたい」と漠然とした想いはありましたが、福祉業界でも色んな施設や職種がある中で、どういうことをしたいのか悩みつつ、色んな福祉施設で実習、ボランティアをしました。そんな中、楽笑でヘルパーのアルバイトを始めました。近所におつかいに行ったり、電車でお出かけしたり、障害のある子どもや大人の方が好きな余暇を楽しむサポートをしました。言葉で伝えるのが苦手な利用者さんの気持ちを汲み取ることがうまくできず苦戦することもありましたが、関わっていくうちに利用者さんのことを徐々に知るようになり、「楽笑の利用者さんのことをもっと知りたい、関わり続けたい!と思うようになり、入社に至りました。
入社時から放課後等デイサービスの児童指導員として現場で子ども達と関わった経験を活かし、現在は管理者・児童発達支援管理責任者として働いています。子ども達と関わる時には、「子ども達の気持ちを理解して受け止めること」「肯定的な言葉で伝えること」「褒めること」を意識しています。入社して数年間はコミュニケーションに支援が必要な子ども達が伝えたいことを汲み取れず、子ども達をパニックにさせてしまうこともありました。しかし、「きっとこう思っているだろうな」「これが楽しいんだろうな」ということを受け止めることを意識するうちに、自然と否定的な言葉も減り、この仕事を通して子ども達と一緒に自分も成長していることを感じています。また、私は入社時から異動がなく、長年千兵衛を使っている子が小さかった頃のエピソードなどを若手職員に伝えて、支援の引き出しを一緒に考え、子ども達の気持ちに寄り添った支援を考えることもしています
現場職員が声をあげたことが形になりやすいことです。
例えば、放課後等デイサービスの新規事業決定がそうでした。最初の頃は一拠点で放課後等デイサービスをやっていましたが、子ども達の障害のタイプが幅広くなり、色んなタイプの子ども達を一拠点でサポートすることに限界を感じていました。そこで、法人に現状を伝えたところ、目的を分けて2つの放課後等デイサービスを新設することが決まりました。建物のレイアウトや活動内容なども、子ども達のことを一番近くで関わっている現場職員が考えて形にしました。職員の生の声を伝え、考え、形にすることはなかなか大変なことですが、一つひとつ形にしていけることはなかなか経験できないと思います。事業所としても個人としても大きな成長ができるのは楽笑ならではの魅力だと思います!