私が福祉の道を志したきっかけはダウン症のいとこの存在でした。彼とは同い年で、彼が通う療育施設に遊びに行ったり、母が地域の障害のある子どもを集めてリトミックを開いたりと小さいころから障害のある方と接する機会がたくさんある中で育ち、私にとって障害のある方はとても身近な存在でした。しかし、成長するにつれて世間一般ではそうでないことを知り、むしろ「怖い」、「かわいそう」等たくさんの誤解をされていることを知りました。そんな誤解のない社会にしたいという想いと、障害のある方の可能性を広げる仕事がしたいと思い福祉の道を目指しました。
大学時代にアルバイトや実習等で未就学から成人まで様々な現場に足を運ぶ中で、子どもの支援にも大人の支援にもそれぞれ違った魅力があることに気が付きました。長く福祉の道で働くにあたって、どちらの支援もできるようなところで働きたいと思い、出会ったのが睦月会でした。