世戸口瑞友
2020年入社 放課後等デイサービスkaede 保育士 大妻女子大学 人間関係学部人間福祉学科
大学で福祉を学んでいましたが、就職活動は「人のために働く」ということに重点を置いて、福祉以外の業界のインターンや説明会にも参加していました。
福祉の道に進むか悩んでいるときに、東京で開催されたFACE to FUKUSHIの就職フェアに友人と参加し、いろんな法人の理念や内容を見ていく中で、目に見えない誰かのためではなく、「目の前にいるひとり」のために仕事をしたいと思うようになり、ゆうゆうでそれをできるのではないかと感じました。
地元である北海道の当法人のブースに行ったときに先輩職員の方々から聞いた、利用者さんの成人式のお話が特に印象に残っています。ひとりの想いを大切にする法人の理念とその実践や、職員の方の想いを聞いてゆうゆうに惹かれ、自分もそんな支援者になりたいと思い、入職を決めました。
現在、放課後等デイサービスで保育士として働いています。小学生から高校生まで幅広い年齢の子どもたちと一緒に、社会経験・体験がつめるような療育、余暇の時間を一人ひとりに合わせて提供しています。
新型コロナウイルスの影響で社会的に外出の自粛や地域交流、飲食を伴う外食のイベントも自粛しています。ですがその中で、子どもたちに社会経験・体験をいかにして提供できるかを日々考えました。
先輩職員と検討して秋祭り、ハロウィン、クリスマスパーティーを企画、感染症対策として三密を防ぎながらオンラインシステムを使って実施しました。全員で同じ空間を共有し、子どもたちに楽しいと思ってもらえるイベントの企画、実施をしています。
とても明るい職場で、部署を問わず職員同士のコミュニケーションが多いです。サービス後にみんな自慢げに利用者さんが今日頑張っていたことやできるようになったこと、利用者さんのいい表情の写真などを共有しているときに、利用者さんを想う気持ちや自分一人だけで支援しているのではないのだと改めて感じています。
私が所属する事業所は商店街の中に位置し、地域の方に開放するダイニングとキッチンがあります。商店街にはお店や放課後児童クラブ、法人内の就労サービス事業所、近くに小学校や公園と地域の資源が多くあります。
子どもたちと遊んでいる時にすれ違う地域の方々に声をかけていただいて挨拶をすることで、地域の一員としての存在、つながりを子どもたちと一緒に自分も感じられています。また、法人内の就労事業所で就労体験をするなど、資源を活用しながら今の情勢の中で利用者さんのためにできることをプランニングする機会が多くあります。