豊島 美海
2019年入社 介護職 関西大学 人間健康学部 人間健康学科
大学在学中、何度か施設見学をさせていただくなかで、とても温かい雰囲気のある施設だと感じたことがきっかけです。施設見学中に先輩職員とお話しをさせていただく機会を設けていただき、そこで出会った先輩職員は、みなさんとても熱心に私の就職活動の悩みを聞いてくださいました。その時はまだ介護職に就きたいという明確な意思が自分の中にありませんでしたが、「介護はその人の人生に寄り添うことができるとても素敵なお仕事」だと話していただいたことや、どの方も聖隷で働いていることを誇りに思っておられたことが印象に残り、志望しました。
入職時より、ユニットケアの特別養護老人ホームに配属され、ご入居者の生活援助を行っています。3年目職員として、まだまだ知らないことやわからないことも多くあるので、先輩職員にご指導いただきながら介護の基礎を学んでいます。
入職してからの2~3ヶ月は覚えることも多く、とにかく毎日必死でした。自分がわからないことすらわからないという状況のなか、業務に追われてご入居者の生活リズムを崩してしまうこともありました。当時は、申し訳ない気持ちと自分に対する情けない気持ちでいっぱいでした。
そんな私に対してご入居者が「お姉ちゃんいつもありがとうね。」と言葉をかけてくださいました。何気ない一言だったのかもしれませんが、その一言で辛い日々に光が差したようで、とても嬉しかったことを今でも鮮明に覚えています。日々のケアを通して人と人との繋がりを感じられ、温かい気持ちになれるところが介護のやりがいだと感じます。
就職活動中は多くの企業を見て、知って、選ぶことができるとても貴重な期間です。だからこそいろんな悩みや迷い、焦りもあると思います。中には、まだ自分のやりたいことがわからない…という方もいるかもしれません。ですが、人と比べずに自分のペースで、納得のいくまでいろんな企業を見てほしいと思います。そのなかで、いつかどなたかと聖隷で一緒に働ける日がくると嬉しいです。