T.K
2020年入社 言語聴覚士 帝京平成大学 健康メディカル学部 言語聴覚学科
正夢の会に小児領域の職場があったことと、自宅(実家)から通勤できる場所だったため、正夢の会を希望しました。大学の教員からの紹介で正夢の会を知り、大学の実習施設の一つだったこともあり、友人から話を聞いたこともありました。お子さんとの距離が近く、言語聴覚士としての個別療育を通して自分のやりたいと思っていることができると思いました。
個別療育では、苦手な音があるお子さんと構音訓練を行ったり、遊びを通してコミュニケーションの楽しさを共有してきました。苦手だった音が構音できるようになったり、自分から発信することが苦手だったお子さんからの発信が増えたときは、とても嬉しかったです。クラス療育では、2歳児のお子さんと一緒に活動してきました。最初は人への意識が低かったお子さんも、登園を重ねる中で「おはよう」の挨拶に視線を合わせてくれることや「ばいばい」に対して手を振って「ばいばい」と応えてくれることが増えました。また、お友達への意識が徐々に芽生えてきて、お友達を見て行動することや、一つの物を共有する姿を見て、たくさんの成長を感じることができました。
構音訓練を通して、苦手だった音が構音できるようになったことが嬉しかったです。最初は音自体を構音する練習から始め、単語、短文の練習へと進んでいきました。音自体がなかなか出ず、アプローチの仕方が間違っているかもしれない、他にもやり方があるかもしれないと思い、毎回の訓練にとても試行錯誤しながら臨みました。先輩方にアドバイスをいただき、日常会話の中でも誤ることなく使用することができるようになりました。話すことや食べることが好きで、言語聴覚士を目指しました。自分の好きなことをお子さんに伝えていける環境にいることができてよかったです。