社会福祉法人三篠会(関東)

「業務」じゃなく、「支援」である事を忘れることなかれ

半場 嵩人

2018年入社  障がい者支援施設みずさわ ケアスタッフ  日本社会事業大学  社会福祉学部 福祉計画学科

Q入社のきっかけは

 そもそも福祉系大学に進んだ理由が、誰かと競争することが極端に嫌いだったからなんです。なので企業が運営しているような施設も多々ある中、「社会福祉法人」に入りたかった。ただの個人的な偏見にすぎないのですが、企業だとどうしても売上などに比重が向いているような気がして…。
 大学で福祉を専攻し、バイト先も知的障がい者のグループホーム、実習先まで障害者施設だったので、就職先も同じような系統になるのは自然の流れでした。そうした中、せっかくだから大手の社会福祉法人で働きたいな、と思い、そういえば先輩が就職してたなぁ、と軽い気持ちで説明会に参加しました。そこで今働いている施設にも見学に行かせてもらい、支援員、利用者共に笑顔で生活しているのをみて、ここで働きたい、と改めて思い、入社させて頂きました。



Q今取り組んでいる仕事は?

 知的障がい者の方の入所施設で、生活支援員として、食事、入浴、排せつなどの生活介護をさせて頂いています。日々の利用者様の生活に一番近い所で関わらせて頂く、単純なように見えてとても奥深い仕事だと個人的には思っています。
毎日同じような一日に見えて、同じ日はただの一度もない。利用者様の日々の小さな変化に気付いて行くこと。特に自分の意思を発することが難しい利用者様だからこそ、観察眼が鍛えられます。
 特に専門的な技術が求められるような職種でこそありませんが、とは言って誰にでもできるような仕事ではない。誰かの助けになれているという少しばかりの自負を胸に抱いて、日々の支援を行っています。



Q社会福祉法人三篠会(関東)のおすすめポイントは?

 充実した研修と資格習得の手厚いサポートがあります。勉強の要領が悪かった私は、2017年度の社会福祉士国家試験に見事に落ち、失意のどん底で4月を迎えました。しかし、三篠会は働きながら資格試験も受けられますし、合格すれば受験にかかった費用も一部負担して下さり、試験当日は出勤扱いになり、合格できれば祝い金すらいただけます。まさに至れり尽くせり。そのおかげで社会福祉士に加え、2020年度の精神保健福祉士も仕事とスクーリングの両立で合格する事が出来ました。将来のキャリアの事も考えると、働きながら資格を取れるのは大きなポイントだと思います。
 研修は入社前実習を皮切りに半年、一年、2年目研修など、大変勉強になりました。何より普段あまり絡みがない他施設の同期達の話を聞けて、自分にも勉強になると共に大変励みになりました。



Q仕事をしていてよかった!と思うエピソードを教えて!

 知的障がいの方々って、とっても純粋なんです。嘘がない。いつもむき出しの感情をストレートにこちらにぶつけてくる。上手に話が出来なくても、伝えたい思いを、様々な方法で投げかけてくれます。もちろん、それが辛い時もありますし、うまく言葉にできない彼らの感情を汲み取ることができず、悩み、落ち込んだるすることも日常茶飯事です。
 それでいて、彼らは実に人を良く見ている。入社してすぐ、私がミスをして落ち込んでいる時に、ゆっくり近づいてきて、おもむろに手を握ってくれたことがありました。それだけのことが、無性に嬉しかったことを今でも覚えています。
 何も特別な出来事なんて必要ないのだと思います。よかったと思える事が日常にあふれている。それに気付く事が出来たのが何よりも良かったことだと思います。