私は高校3年生の時、学校に通えなくなってしまった時期がありました。特にいじめられていたというわけではなく、嫌な事があったわけでもありませんが、ちょっとした体調不良の休みが惰性で続き、いつの間にか登校できなくなっていました。結局は数ヶ月もしないうちに復帰することができ、無事に卒業を迎えることができましたが、その時に助けてくれたのが、友達と担任の先生、そして家族でした。傍から応援するというよりも、寄り添って一緒に困難に立ち向かってくれようとする周りの人たちの心強さは、今でも忘れません。いつの頃からか、自分が助けてもらったように、自分の力が他の人の助けになればいいなと、そう思うようになりました。そこからは一直線でした。福祉の大学に入り、福祉の何たるかを学び、大学3年生の時の社会福祉士実習でお世話になった翔の会を選びました。