#1 10分でわかる!自己PR・ガクチカの書き方ガイド~ポイント編~
2022年12月15日

皆さんこんにちは!FACE to FUKUSHIインターン生のくりちゃんです。
今回は、福祉の就活を進める方に限らず、就活生がみんな悩む、自己PR・ガクチカをどう書くかに応えます。「福祉就活セミナー」で一般企業や福祉法人の採用サポートをしてきたFACE to FUKUSHIスタッフが1時間みっちりとお伝えした内容を、たった10分で!読めるようにお届けします!
今回の#1では、自己PR・ガクチカを書く上でのポイントや両者の違いをお伝えします!

・ネタはあるけど、どのように文章に表せば良いのかが分からない
・基本的な書き方から書くうえでのポイントまで知りたい
・福祉業界に適した自己PR・ガクチカを書きたい

こんな想いを持っている人も多くいらっしゃると思います。本記事では、何を、「どう伝えたらいいんだろう」に焦点を当てて解説していきます。

◎目次
1.自己PR・ガクチカを書く際のポイント・型を知ろう!
 1-1.求められるのは凄くて珍しいネタ?
 1-2.じゃあ、あなたの何が知りたいの?
 1-3.大前提!押さえるべき3つのポイントは?
   ①1コンテンツ1メッセージ
   ②具体性
   ③一貫性
 1-4.福祉法人と一般企業の欲しい人物像の違いは?
 1-5.自己PRとガクチカの違いは?
2.最後に

1.自己PR・ガクチカを書く際のポイント・型を知ろう!

1-1.求められるのは凄くて珍しいネタ?

他の人と差別化するために、⼈と被らない、 「凄いこと」 「珍しいネタ」 を⾔わないといけない!と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

しかし、就活は「凄いネタ自慢大会」ではありません!
「オリンピックに出場した」「世界一周した」といった、よほど強いエピソードは別ですが、基本的に大学時代に経験できる幅は、「ゼミ・研究活動」「インターンシップ」「アルバイト」「部活」「趣味」「留学」のように限られています。
特に24卒の方は、新型コロナウイルス感染症の影響で上記のような活動が十分に出来ていないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、特別なことを書かなくても、ポイント・型を押さえることで、オリジナリティを出し、自分を魅力的に伝えることが可能です!

1-2.じゃあ、あなたの何が知りたいの?

企業や法人は、自己PRやガクチカを聞くことで、
あなたの「人となり」や「考え方」を知りたいと考えています。
そこから、入社後に活躍してもらえそうか、働き続けられそうか、仕事に対する考え方や価値観が社風と合うかを判断したいと思っています。
そのため、派手さが重視視されているのではなく、
大切なことは「職場でもその強み・特徴は使えるのか?活かせるのか?」という再現性で、エピソードはその根拠のためでしかありません。
チャンスを掴んで成長する意欲(ポテンシャル)が伝われば十分です。

1-3.大前提!押さえるべき3つのポイントは?

続いては実際に、わかりやすく伝えるための押さえるべき具体的なポイントを見ていきましょう!


①1コンテンツ1メッセージで伝えたいポイントを絞る

・私はリーダーシップと協調性があります

と言ってしまうと、同時に処理しないといけない情報量が増え、あなたのことを知らない第三者である読み手(人事担当者)は、何を重視してあなたを見ればいいかわからなく混乱してしまいます。
また、スペースが限られており、2つの強みをしっかり伝えようとすればエピソードが薄く、抽象度が高くなってしまいます。すると聞き手はあなたの人物像を掴みにくくなってしまいます。
そのため、
「あなたを表す象徴的なモノ・コト」を
「1コンテンツ(自己PR)につき1メッセージ」
に絞って伝えましょう。
ただし、同じエピソードで、どうしても2つ主張したい場合は、ガクチカと自己PRで異なる視点で、分けて伝えても構いません。

②具体性

・相手の気持ちを汲み取ることができる
 飲食店でお客様の年齢に応じて食器を準備するだけでなく、気温の変化を感じ取り、毛布を用意するなど環境にも意識を向け、ニーズに応えた

といったように、どのように考えて行動に移したかには、あなたらしさが現れます。

自分の強みや特徴を、
情景が最も伝わる「具体的な事例」(意図と工夫行動と結果)
で伝えましょう。

あなたらしさを伝えるためには表面的でなくあなたの具体的な考えと行動を盛り込むことが大切です。

③一貫性

・リーダーシップと言っているものの、面接の様子からあまりそれを感じられない
・「コミュニケーション力を活かしてサークルをまとめ上げました」とPRしているものの、それは、リーダーシップがあるともいえる

といったように、ウケを狙って語ると、自分らしさの喪失や、メッセ―ジや事例とのズレが生じてしまうことがあります。これでは、本来の自分の良さが伝わらなくなります。

そのため、
⾃分らしさと メッセージや事例は ズレてないか?という「一貫性」を意識して、伝えたいことからのギャップを防ぎましょう。

1-4.福祉法人と一般企業の欲しい人物像の違いは?(⚠︎個人的な所感)

それぞれの違いを知り、求められている人物像の参考にしましょう!
両者の事業の性質の違いから主に以下の性質が挙げられます。

福祉法人=支援・協働への貢献
利用者の方と直接接し、一人で完結することは少なく、多くの人と関わる
支援を適切に行えるのか、協力・協働できるか

一般企業=利益・成果への貢献
モノやサービスをお客に提供し、その売り上げで成り立つ
→採用することで利益につながるのか、成果を挙げてくれるのか

1-5.自己PRとガクチカの違いは?

自己PRとガクチカの違いを正しく認識できていないと、質問者の意図と違った回答になり、伝わりません。両者では、書く際のフレームワークが異なります。

ガクチカ
=冒頭で、何に力をいれたのかを述べ、全体では困難の乗り越え方(課題設定/解決能力+モチベーションの源泉)を伝える
自己PR
=冒頭で、アピールしたい能力・性格を述べ、全体では強みや人柄(求める人材とマッチするのか)を伝える

以上のように、どちらも具体的なエピソードを用いており混乱してしまいそうですが、
エピソードを、ガクチカは「経験を語る」ため、自己PRは「強みの補足説明する」ために、用いています!

最後に

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
自己PRやガクチカをどう伝えればいいかのイメージを掴むことができましたか?
さらに進めていきたいという方向けに、具体的な取り組みやワークシート、例文は「実践編」で紹介しています!