鈴木麻友
2024年入社 生活支援員 長野医療衛生専門学校 音楽療法士学科
専門学校で音楽療法を学び、障がい者の生活介護施設や児童発達支援センター、高齢者施設などの様々な事業所で実習をし、セッションを行いました。それぞれの実習先で、対象者の方と音楽を通じてコミュニケーションをとることの楽しさを実感し、就職先を決めるに当たって、いずれは音楽療法ができる環境で仕事をしたいと感じていました。また、以前に障がい者の入所施設に勤めていたことから、障がいのある方と関わる仕事がしたいという気持ちがあり、前職での経験を活かしつつ、自分のやりたいことを実現できる場所としてこの街福祉会への入社を決めました。
現在は、障がい者の生活介護施設で生活支援員として働いています。通所されている利用者の方と一緒に日中活動を行ったり、日常生活を送る上でのお手伝いをしたりしていますが、年齢や特性など様々な利用者さんがいるので、一人一人に合わせてじっくりと向き合いながら関わることを大切にしています。主な活動として、散歩、ドライブ、ラベンダーの花芽取り、カラオケ、音楽鑑賞などがありますが、利用者さんとコミュニケーションをとりながら一緒に楽しく活動しています。音楽が好きな利用者さんも多く、リクエストに応えて歌を歌ったり、ピアノを弾いたりすることが楽しみの一つになっています。
職員も利用者さんも活き活きとしていて施設に活気があり、穏やかな雰囲気でのびのびと働けることが魅力だと感じています。一日の中で場面ごと担当する利用者さんが決められていますが、担当以外の利用者さんとも流動的に関わることが多く、職員同士で声を掛け合って協力しながら支援を行っています。また、仕事内容を先輩職員が優しく丁寧に教えてくださり、わからないことを質問しやすい環境なので、安心して働くことができます。困っていると利用者さんが助けて下さることもあり、利用者さんと職員の優しさに日々救われています。
日々の仕事で利用者さんたちと関わる中で、嬉しいことや楽しいことを共有できた時にやりがいを感じています。例えば、音楽を聴くことが好きな利用者さんのリクエストに応えて童謡を歌ったりピアノを弾いたりすることがありますが、そのような時に利用者さんが笑顔で嬉しそうにしている姿を見ると、私も嬉しくなります。私自身が音楽好きということもあり、利用者さんと好きなことを共有したり、音楽を通じて関わりを持てたりする瞬間があることは大きなやりがいとなっています。
現在は、日々の業務内容を覚えたり、一人一人の利用者さんとの関わりに慣れたりすることで精一杯ですが、いずれは活動の一つとして音楽療法を実践していきたいと考えています。