介護施設の問題は、職員として働いている施設に自分自身が入居してもよいか?大切な家族を入居させてよいか?と聴かれたとき、胸をはってYesと言えない職員が多いことだと思いませんか?
私たちは、自分が入居者・当事者であると考えたとき、どのような施設であれば入居しても良いと思うかを考え、ケアを行っています。
なので、自宅と変わらない暮らしができるよう、自由を基本に「起きたいときに起き」「食べたいものを食べ」「好きなことをして過ごす」といった本人の意向や選択、自己決定を大切にできるように、施設を運営しています。
介護施設でありがちな集団生活を前提とした管理的な対応ではなく、食べ物や飲み物(アルコール等)の持ち込みもOK、施設内を自由に移動し(多くの施設はエレベーターをロックするなどしてフロア間での移動を制限していることが多い)、ユニットから出て、売店で買い物をしたり、喫茶店でお茶をしたり、自宅・地域と同じ暮らしを送れるようにしています。
もちろん限界もありますが、科学的な根拠をもって、仕事内容や入居者のニーズを分析し、職員体制を整え、様々なツールを用いて仕事の効率化を図り、入居者を中心にした支援に取り組んでいます。そうして、入居者に神の園で良かったと思ってもらえる施設、職員自身も誇りややりがいを持って楽しく働くことでできる職場を目指しています。
法人名
高齢者総合福祉施設神の園