私が自立支援協会に入職した理由は、自立支援協会の想いと自分の想いが一致していたからです。私は幼いころから、きつ音（言葉に詰まってしまうこと）を抱えて生きてきました。周りからのからかいもあり悩んできましたが、今はきつ音を抱えながら自分らしく生きていこうと日々模索しています。そういった経験を経て、障害者は施設に行くべき、我慢することがあっても仕方ないといった当たり前を変えて、障害者が自分らしく生きられる支援がしたいと考えました。そんな中で自立支援協会のことを知り、ここで自分の想いを実現させたいと思い、入職しました。
　また、面接で訪問した際に職員の皆さんが優しく、ここなら自分らしく働けると感じたことも決め手になりました。

　現在はホームヘルパーをしています。具体的には自宅やグループホームで暮らしている利用者の生活支援をしています。入職してからは先輩と同行研修に行き、支援の方法を学びます。自分と利用者が安心するまで研修を続けてくださり、事務所でもダミー研修で練習します。支援に行くようになり実感したことは、生活支援をする上でとても大切なことの一つが、コミュニケーションを通しての関係づくりであるということです。なかには言語障害等により、言葉でのコミュニケーションが難しい利用者の方もおられます。表情やしぐさを観察しながら、利用者のペースや気持ちを考え、関係づくりをしています。また、支援のない時間帯は、事務所で書類作成をしたり、支援でわからないことを質問したりして勤務をしています。

　この法人は堺市への制度交渉にも参加しており、実際に多くの制度を変えている点が大きなポイントの一つだと考えています。私もいつかはそういった交渉にも参加して、障害者を取り巻く社会を変えたいです。ただ、今は現場での支援において利用者の自立生活を支えることで、社会に貢献したいと思っています。もっと利用者の方が安心できる支援や、自己決定を尊重して寄り添える支援ができるように頑張りたいです。また、入職1年目の時に介護福祉士の資格を取得しました。事務所勤務の時間に勉強させて頂けたり、同じく試験を受ける同僚と励ませたりと仕事と勉強の両立はしやすい環境だと感じました。

アットホームな雰囲気で、過ごしやすい職場だと思います。また、先輩への相談もしやすく、若手の意見も取り入れて私達が働きやすいように動いてくださります。また、休みも取りやすいので、仕事とプライベートを両立できると思います。