M.N
2011年入社 北部地域療育センターよつば 診療相談部主任 名古屋市立大学 人文社会学部 人間科学科
大学に入ったころは、福祉の仕事をするなんて思っていませんでした。
たまたま学科の先輩に誘われて入ったのが知的障害の方の余暇支援サークルで、そこでのたくさんの人との出会い、いろんな思いを聞く中で、「自分にできることは何だろう」と考えるようになりました。また、意識していなかったのですが、大学で社会福祉士の勉強ができるということもわかったので、やってみようと思うようになりました。
よつ葉の会に決めたきっかけは、地域の中にあって積極的に交流していることや、見学行ったときに施設が明るくてきれいだったこと、それぞれの得意を生かして活動していて利用者様だけでなく職員もいきいきとしていたことなどたくさんありました。
療育センターで診療相談部の主任として働いています。
今まで成人の方の支援をしてきて、児童分野は初めての配属なので、周りの方々に助けられながら刺激や学びの多い毎日を送っています。
また、主任として、センターで働く職員さんたちが働きやすい環境をつくっていけるように、何ができるかを考えながら試行錯誤しています。
法人の仕事として研修の企画運営にも携わっています。研修を通して職員さん一人ひとりが学びをもって成長していく姿や利用者様といきいきと関わっている姿をみるとやりがいを感じますし、なにより研修の準備・運営などを通して自分自身が一番勉強できているなと感じます。
法人の設立からもうすぐ25年を迎えます。その中で常に立ち止まることなく、利用者様や地域の思いやニーズに応えながら事業展開をしてきているところだと思います。
そして、障害・児童・高齢の3分野でいろいろな事業所があるので、自分の興味のあることに挑戦してスキルアップできたり、ライフステージに合わせた働き方ができたりするのも良さだと思います。
私自身、生活支援員や相談支援専門員のほか、法人の研修運営や求人活動などたくさんの業務を経験させていただき、大変なこともありますが、一つずつ成長を感じていますし、福祉を目指すきっかけとなった「自分にできることは何か」を考え続けられていると感じています。
また、コロナ禍でも行事をすべてやめてしまうのではなく、分散型にしたりzoomを使って中継したりと「今できることは何か」を職員・法人全体で考え、笑顔をつくってきたところもよつ葉の会の良さだと思います。
在学中にできることは何かありますかとよく学生さんに質問されます。
もちろん学業はしっかり学んでいただきたいですが、自分の「好き」「得意」「楽しい」と感じることをたくさん経験しておくとよいです。
福祉はその人らしい暮らしを支えることです。暮らしはいろいろな要素・側面で成り立っているので、「楽しい」の引き出しをたくさん作っておくと、支援者としての幅が広がるのかなと思っています。
あとは、気になるところがあればぜひ見学やインターンシップに行ってみましょう。
現地で実際の雰囲気を感じたり、利用者様や職員の表情をみたり、話をきいたりすると、自分が働く姿が想像できると思います。