皆さんこんにちは!FACE to FUKUSHIインターン生のくりちゃんです。
「福祉就活セミナー」で一般企業や福祉法人の採用サポートをしてきたFACE to FUKUSHIスタッフが1時間みっちりとお伝えした内容を、たった10分で読めるようにお届けします!
今回の#2は、自己PR・ガクチカを実際に手を動かして作成していく実践編です!先輩の例文からイメージを一層掴むこともできます。
※過去の記事をまだ読んでいない方は、下記から確認できます。
▶#1 自己PR・ガクチカの書き方~ポイント編~
▶#2 自己PR・ガクチカを書き方~実践編~
・何から始めていいかわからない
・これまでは何となくボヤっと自己分析をしてきたが具体的な自己分析の方法を知りたい。
・自己分析が出来ているかどうかの基準を知りたい
こんな想いを持っている人も多くいらっしゃると思います。
本記事では、就活で自分のエピソードを伝えるときに悩む、
「何をどう伝えるべきか?」の「何を(ネタ探し)」に焦点を当てて解説していきます。
◎目次
1.自己分析のゴール
1-1:何のためにするか
1-2:明確にしたい3つの項目
2.進める上での注意点・ポイント
2-1.よくある勘違いとその理由
2-2:ネタを選ぶ3つの視点
2-3.迷った時は「コンピテンシーレベル」の高いネタを選ぼう
3.最後に
1.どこまで取り組めばいいか、自己分析のゴールを知ろう!
1-1.目的:何のためにするのか
自己分析はそもそも何のためにするのかというと、大きく2点あります。
①働いていて幸せになる、自分に合った仕事・職場を見つけるため
②採用面接でどういう人間か伝えるため
人生の長い時間を働くことに使うので、自分自身が大切にしたいこととマッチ度が高い職場で働くことで、充実した人生が送れそうですよね。
自己分析をすることでさらに、自分の特徴や性質を言語化でき、採用面接の際には、自分のことを知らない企業の人に「こんな人間です」とわかりやすく伝えることができます。
取り組むときに、目標がなく進めていくと無限にできてしまうと思います。
スムーズに自己分析を進めるために、何がクリアになっていれば良いかを次で紹介します。
1-2.明確にしておきたい3つの項目は?
自己分析を進めていくうえで、明確にしておきたい項目は以下の3つです。
①⾃分の強み・弱み(⻑所・短所・特性)
性格を含めて自分がどういう人間で、強み・弱みがあるか
②ガクチカ:⾝につけたものor発揮した能⼒
学生時代に力を入れたことを通して、どういう学びがあり、能力が身についたのか
③関心があること、何がしたいのか
どういうことに関心があるのか、何がしたいのか
これら3項目はそれぞれ、エントリーシートでよく問われる「自己PR」「ガクチカ」「志望動機」に繋がります。最終的にあなたがどんな人なのか相手に納得感をもって聞いてもらえるようにしっかり分析をしておきましょう。
2.進める上での注意点・ポイント
ここでは、良い点と改善点を解説付きで、先輩の例文を紹介します。
2-1.よくある勘違いとその理由
「凄いこと、珍しいネタを言わないといけない」と思い、行き詰っていませんか?
企業や法人はあなたとの会話から、
「あなたのスキル・能⼒(の程度)」や 「あなたのパーソナリティ・タイプ」 「考え⽅や価値観」等の 「思考⾏動特性」を知りたいと思っています。
そのため、企業や法⼈の⽂化と合うか、 業種・職種への適性・相性を伝え、
相手には、⼊社後に活躍してもらえそうか、働き続けられそうかをイメージしてもらえることが大切です。
2-2.ネタを選ぶ3つの視点
ネタを選ぶときには是非、以下の3つの掛け合わせを意識してみてください。
①自分らしいのか
まず、何より自分らしさ、等身大ということを大事にしてほしいと思います。
自分っぽくないことや面接官のウケ狙いをすると、皆さんの魅力が伝わらずに損をしてしまうので、自分の象徴することを伝えるとGOODです。
例えば、ウケを狙って「リーダシップ/まとめる力/コミュニケーション力がある」と述べたとします。すると面接官はこれから凄いエピソードが来るだろうと期待します。しかし、実際語られるエピソードは弱く、聞き手には違和感や味気無さを感じさせてしまいます。それは、自分を象徴するコトでなく、等身大よりも背伸びをした内容で、面接を受けている様子とギャップがあるためです。そのため、素直なことや実直なことが良さなら、それをちゃんと伝えていくことが大事です。
②相手が求めているもの
求める人物像や業界の特徴と合っているかということも考慮した方が良い点です。仕事の理解をした上で相手に伝えると、強みを活かして働いてくれそうかイメージを持ってもらえます。
福祉法人と一般企業の違いは以下のサイトで紹介しています。
▶#1 自己PR・ガクチカの書き方~ポイント編~
③他の人との違い
就活本に載っているような内容ではないかも気をつけておくべき点です。
人と被ってはいけないわけではないですが、みんながよく使う言葉すぎるとその人らしさが伝わらないので、自分的にリーダーシップを発揮していると思うエピソードでも、違う表現を用いることで差別化できます。人によってよく使う言葉や好きなフレーズは異なるはずです。
2-3.迷った時は「コンピテンシーレベル」の高いネタを選ぼう
コンピテンシーレベルとは、持っている能力や考えを、成果達成に向けて発揮できる能力のことです。つまり、自分で考えて、自分で行動するレベルのことをいいます。
コンピテンシーレベルはそれぞれ、以下の表のように分類されています。
迷ったときは、ルーティンをやったことよりも自分で考えたことを選んだ方が、コンピテンシーレベルの評価が高くなります。なので法人が求める人物像を加味して判断しましょう。
最後に
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
自己分析のポイントを理解いただけましたでしょうか。一見同じような経験をしていても、人によって身についた能力、発揮されたこと、興味関心があること、モチベーションが違います。そういうことを掘り下げるのも自己分析の一環です。
じゃあ、「具体的に、どんなことをすればいいの?」と思った方は、ワークシートと共に次の「実践編」で紹介しています!